ユスティニアヌス‐ほうてん【ユスティニアヌス法典】
ユスティニアヌスが編纂を命じた「ローマ法大全」の一部「勅法集」をさし、ハドリアヌス帝から534年までの勅法を集録。全12巻。→ローマ法大全
ゆた‐け・し【豊けし】
[形ク] 1 ゆったりしている。「海原の—・き見つつ葦(あし)が散る難波に年は経ぬべく思ほゆ」〈万・四三六二〉 2 盛んである。盛大である。「最勝王経、金剛般若寿命経など、いと—・き御祈りなり」...
ゆだ・ねる【委ねる】
[動ナ下一][文]ゆだ・ぬ[ナ下二] 1 処置などを人にまかせる。また、すべてをまかせる。「全権を—・ねる」「運命に身を—・ねる」 2 すべてをささげる。「政治に身を—・ねる」
ユダヤ‐じちしゅう【ユダヤ自治州】
ロシア連邦東部にある自治州。アムール川を挟んで中国・黒竜江省と接する。ロシア革命以降、ソ連邦内のユダヤ人が集められて設置されたが、スターリン時代には迫害された。ロシア系が多く、ユダヤ人は少数。州...
ユダヤじんジュース【ユダヤ人ジュース】
《原題、(ドイツ)Jud Süß》フォイヒトワンガーの歴史小説。1925年刊。18世紀の宮廷銀行家ジュースの運命を描く。1934年に英国で映画化されたほか、1940年にはナチスの反ユダヤプロパガ...
ゆ‐だん【油断】
[名](スル)たかをくくって気を許し、注意を怠ること。「—なく目を配る」「—してしくじる」 [補説]「北本涅槃経」二二の「王、一臣に勅す、一油鉢を持ち、由中を経て過ぎよ、傾覆することなかれ、もし...
ゆどのさん‐じんじゃ【湯殿山神社】
山形県鶴岡市にある神社。祭神は大山祇命(おおやまつみのみこと)・大己貴命(おおなむちのみこと)・少彦名命(すくなひこなのみこと)。湯殿山にある熱湯のわき出る霊岩を神体とする。
ユナニミスム【(フランス)unanimisme】
20世紀初頭、フランスに興った文学の一傾向。人間集団の中に個人を超えた魂を見いだし、その一体的生命感を表現しようとするもの。提唱者のジュール=ロマンのほか、デュアメル・ビルドラックなどに代表され...
ゆ‐の‐こ【湯の子/湯の粉】
1 茶の湯で、懐石の終わりに出す練り湯に入れる焦げ飯や煎(い)り米。 2 釜底に焦げついた飯を粥(かゆ)にしたもの。「もはや—の便も切れ、露命すでに終らん事」〈浮・貧人太平記〉
ゆば【湯葉】
芝木好子の中編小説。昭和35年(1960)「群像」誌に発表。同年、第12回女流文学者賞受賞。自身の母方の祖母をモデルに、湯葉作りの家業を守りつつ懸命に生きる女性の半生を描く。以後「隅田川」「丸の...