てまえ‐みそ【手前味噌】
《自家製の味噌を独特の味があると自慢する意から》自分で自分のことをほめること。自慢。「—を並べる」
て‐みそ【手味噌】
1 自分が原因の失敗。「海士を浪へ投げ込んだは汝(おのれ)が—」〈浄・安達原〉 2 いかさま。いんちき。「お身たちのやうに—は付けず、正味の負けがおびただしい」〈浮・子息気質・二〉 3 「手前(...
隣(となり)の糂粏味噌(じんだみそ)
隣の糂粏味噌(ぬかみそ)のほうが香ばしく感じられるように、よそのものはなんでもよく見えること。
なき‐みそ【泣(き)味噌】
「泣き虫」に同じ。
なま‐みそ【生味噌】
つくったままで、加熱や調味の手を加えていない味噌。
なめ‐みそ【嘗め味噌】
野菜・果物・穀物・豆・魚・獣肉などを入れてつくった味噌。副食や酒の肴にする。たい味噌・ゆず味噌・金山寺(きんざんじ)味噌など。
にく‐みそ【肉味噌】
ひき肉を加えて作ったなめ味噌。
ぬか‐みそ【糠味噌】
糠に塩・水を加え、まぜ合わせて発酵させたもの。糠味噌漬けのもとになり、毎日かきまぜて空気を入れ、水分が多くなると新しく糠と塩を足していく。ぬかどこ。
ねぎ‐みそ【葱味噌】
細かく刻んだ長ネギを入れたなめ味噌。風呂吹きにつけたり、握り飯の具にしたりする。
ねり‐みそ【練(り)味噌/煉り味噌】
味噌に砂糖・酒・みりんなどを加え、弱火にかけて練りまぜたもの。田楽などに用いる。