つぶし【潰し】
1 つぶすこと。力を加えて形を変えること。また、そのもの。 2 金属製の器物を溶かして地金(じがね)にすること。また、そのもの。 3 むだに費やすこと。「時間—」「ひま—」 4 「潰し島田」の略。
つぶし‐きん【潰し金】
金属性の器物を溶かしてつぶし、地金としたもの。
つぶし‐ねだん【潰し値段】
1 金属製品の単なる地金としての値段。潰し値。 2 製品を、その用途を勘定に入れず単なる素材としてだけ見積もった値段。すてね。潰し値。
つぶ・す【潰す】
[動サ五(四)] 1 力を加えてもとの形を崩す。「にきびを—・す」「空き缶を—・す」 2 本来の働きができないようにする。役に立たなくする。だめにする。「声を—・す」「計画を—・す」 3 家や会...
としより‐やく【年寄役】
1 「年役(としやく)」に同じ。 2 江戸幕府で、金座の役名。地金の品位の鑑定や、本金・試金石の保管をし、また、金座の総取り締まりをするもの。
ななところ‐ごしらえ【七所拵え】
脇差(わきざし)の縁・頭(かしら)・目貫(めぬき)・折金・栗形・裏瓦(うらがわら)・笄(こうがい)の七つを同じ地金・図案でそろえたもの。
ぬのめ‐ぞうがん【布目象眼】
象眼技法の一。地金に布目状の筋を彫り、その部分に薄く延ばした金属をかみこませて平面にしたもの。
はいふき‐ぎん【灰吹き銀】
灰吹き法によって精錬された銀。銀地金として取引されたが、元禄年間(1688〜1704)以降は銀貨幣の素材として利用された。
ひら‐ぞうがん【平象眼】
象眼技法の一。地金を彫って他の金属をはめ込み、表面を平らにしたもの。
ひん‐い【品位】
1 人や事物にそなわっている気高さや上品さ。品格。「—を保つ」「—に欠ける」 2 金銀の地金、貨幣の含んでいる金銀の割合。 3 鉱石中に含まれている有用元素の割合。