一肩(ひとかた)担(かつ)・ぐ
物事をするための負担の一部を受け持つ。「赤坂で披露目をした時も—・ぎ、着物の面倒も見てくれた」〈秋声・縮図〉
ひと‐がえし【人返し】
1 領民の他領への移住を防ぐため、勝手に移住した者を領主間の交渉により召還したこと。 2 江戸時代、江戸・大坂・京都などの大都市に集中した人々を帰郷させたこと。特に、寛政の改革・天保の改革では、...
ひ‐な‐くもり【ひな曇り】
[枕]《「な」は「の」の意》日の曇った薄い日ざしの意から、「薄日(うすひ)」と同音の地名「碓氷」にかかる。「—碓氷の坂を越えしだに」〈万・四四〇七〉
ひのあたるさかみち【陽のあたる坂道】
石坂洋次郎による長編の青春小説。「読売新聞」に昭和31〜32年(1956〜1957)にかけて連載。のちに映画化された。
ひめ‐かいどう【姫街道】
江戸時代、東海道の脇街道の一。見付宿の先から浜名湖の北岸を回り、本坂(ほんざか)峠を越えて御油宿へ至る道。女性の多くが今切(いまぎれ)の渡しと新居関(あらいのせき)を避けてこの街道を通ったことに...
ひゃくさんじゅう‐り【百三十里】
江戸から京・大坂までの大体の里数。また、東海道のこと。「—を家にし、江戸、大坂を広う狭うする亀屋」〈浄・冥途の飛脚〉
ひゃくにちそが【百日曽我】
浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。元禄10年(1697)大坂竹本座初演。曽我兄弟の討ち入りから、兄弟が神として祭られるまでを脚色。
ひょうぐや‐ぶし【表具屋節】
上方浄瑠璃の一派。井上播磨掾(はりまのじょう)または岡本文弥の門人といわれる表具屋又四郎が貞享・元禄(1684〜1704)のころに大坂で始めたもの。又四郎節。
ひらかなせいすいき【ひらかな盛衰記】
浄瑠璃。時代物。五段。文耕堂・三好松洛らの合作。元文4年(1739)大坂竹本座初演。源平の合戦を背景に、木曽義仲の遺臣樋口次郎兼光の忠義と梶原源太景季と腰元千鳥との恋を中心に描いたもの。「源太勘...
ヒル‐クライム【hill climb】
自動車の登坂レース。ヨーロッパにはヒルクライムのチャンピオンシップシリーズがあり、また、アメリカでは、コロラド州のパイクスピーク山で行われるレースが有名。