たきかわ‐じけん【滝川事件】
《「たきがわじけん」とも》昭和8年(1933)鳩山一郎文相が、京都帝国大学法学部の滝川幸辰(たきかわゆきとき)教授を、その著「刑法読本」や講演内容が赤化思想であるとして罷免した事件。同学部教授団...
たましい【魂/魄】
1 生きものの体の中に宿って、心の働きをつかさどると考えられるもの。古来、肉体を離れても存在し、不滅のものと信じられてきた。霊魂。たま。「—が抜けたようになる」「仏作って—入れず」 2 心の活力...
たま‐ばはき【玉箒】
《「たまははき」とも》 1 玉の飾りをつけたほうき。正月の初子(はつね)の日に蚕室を掃くのに用いた。「初春の初子(ね)の今日の—手に取るからに揺らく玉の緒」〈万・四四九三〉 2 ほうきを作る草の...
たまり‐づめ【溜詰】
江戸時代、大名が江戸城に登城した際、黒書院の溜の間に席を与えられること。また、その大名。親藩や譜代の重臣から選ばれ、老中とともに政務上の大事に参画した。溜の間詰。
たら・う【足らう】
[動ワ五(ハ四)] 1 資格や力量などが十分に備わっている。「それほど自分は—・わぬものであろうか」〈紅葉・多情多恨〉 2 十分である。満足である。「—・ワヌコトナシ」〈和英語林集成〉 「—・は...
だい【大】
[音]ダイ(呉) タイ(漢) [訓]おお おおきい おおいに [学習漢字]1年 〈ダイ〉 1 形・数量・規模などがおおきい。「大小・大胆・大地・大仏/遠大・過大・拡大・寛大・巨大・強大・広大・...
大事(だいじ)の中(なか)に小事(しょうじ)なし
大事の場合には、小事を顧みる余裕がない。
大事(だいじ)の前(まえ)の小事(しょうじ)
1 大事をなすには、小事にも気をつけ油断してはならない。 2 大事をなそうとするときは、小事にかまってはいられない。
ダイモニオン【(ギリシャ)daimonion】
ソクラテスが重大事に際して、しばしば心の中で聞いたという神霊の合図。主に禁止の形で送られたといわれる。
だんごう‐ばしら【談合柱】
相談相手として頼る人。「これからが大事の思案、火燵(こたつ)のやぐらを—」〈浄・淀鯉〉