うち‐ば【内端】
[名・形動] 1 動作・言動が遠慮深く控えめであること。また、そのさま。内気。「気弱く万般(よろず)—の性質(うまれつき)なれば」〈露伴・いさなとり〉 2 数量・金額を実際より少なく数えること。...
うち‐むらさき【内紫】
1 マルスダレガイ科の二枚貝。殻はハマグリに似て、表面に輪脈が多く、黄白色で、内面は暗紫色。外套膜の跡が天の橋立に似るとされ、橋立貝(はしだてがい)ともいう。食用。むらさきがい。おおあさり。 2...
うち‐わたし【打ち渡し】
[名]「打渡状」に同じ。
[副] 1 ずっと長く。「—岸べは波にやぶるともわが名は朽(く)ちじ天の橋立」〈曽丹集〉 2 おしなべて。おおかた。「—世に許しなき関川をみなれそめけむ名こそ惜しけ...
うべうべ・し【宜宜し】
[形シク]《副詞「うべ」を重ねて形容詞化した語。「むべむべし」とも表記》 1 格式張っている。もっともらしい。「面持ち声遣(こわづか)ひ、—・しくもてなしつつ」〈源・少女〉 2 頼みがいがある。...
うみへび‐ざ【海蛇座】
南天の星座の一。蟹(かに)座の南から天秤(てんびん)座の近くまで伸び、全天第一の細長い星座。その中央部は4月下旬の午後8時ごろ南中する。学名 (ラテン)Hydra
うら‐こ・う【心恋ふ】
[動ハ上二]心の中で恋い慕う。「わが背子に—・ひ居れば天の川夜舟漕ぐなる梶の音聞こゆ」〈万・二〇一五〉
ウラノス【Ūranos】
《「ウラヌス」とも》 《天の意》ギリシャ神話で、世界の最初の支配者。女神ガイアの夫。神々の祖で、ゼウスの祖父。
天王星のこと。
うり‐かい【売り買い】
[名](スル) 1 売ることと買うこと。売ったり買ったりすること。売買(ばいばい)。「古物(こぶつ)を—する」 2 売り買いするときの値段。相場。「—高い世の中でも、金とたはけはたくさんな」〈浄...
うる・う【潤ふ】
[動ハ四]「うるおう」に同じ。「天の下富緒川(とみのをがは)の末なればいづれの秋か—・はざるべき」〈栄花・日蔭のかづら〉
[動ハ下二]「うるおす」に同じ。「一提(ひとひさげ)ばかりの水をもて...
うん‐でい【雲泥】
天の雲と地の泥。二つの間に大きな差違のあるたとえ。「—の開き」「源平いづれ勝劣無かりしかども、今は—交はりを隔てて」〈平家・四〉