コイネー【(ギリシャ)koinē】
《共通の、の意》紀元前4世紀後半、アッティカ方言にイオニア方言の要素が加わって形成された古代ギリシャ語。アレクサンドロスの遠征を契機に東方世界に広がり、広大な地域で話された。1世紀後半に記された...
こうそう‐の‐らん【黄巣の乱】
875〜884年、中国の唐末期に起きた農民の反乱。王仙芝の起こした反乱に呼応して、山東の黄巣も蜂起・合流。四川以外の全土を巻き込んだ。王仙芝の死後、黄巣は880年長安に入って国号を大斉とし皇帝の...
こくみんぶんがくろん【国民文学論】
1950年代に、竹内好、伊藤整、野間宏らを中心に起こった文学論争。サンフランシスコ講和条約による日本の再独立や朝鮮戦争勃発を契機とし、「国民のための文学とは何か」という議論が重ねられた。竹内の発...
コリウール【Collioure】
フランス南部、オクシタニー地方ピレネー‐オリアンタル県の県都ペルピニャン近郊の、地中海に面する港町。20世紀初頭、画家アンリ=マチスやアンドレ=ドランが訪れ、後に鮮やかな色彩を大胆に用いる「フォ...
ごし‐うんどう【五・四運動】
1919年5月4日、北京(ペキン)で起こった反帝国主義運動。第一次大戦後のパリ講和会議で、山東半島の利権返還などの中国の要求が通らず、また、日本の対華二十一箇条要求に対する反発から、学生デモを契...
さいがいじょうほう‐ハブ【災害情報ハブ】
災害時に国・地方公共団体・民間企業などが把握している情報を円滑に共有・活用するための基本的ルール。情報提供の主体・範囲・期間・形式などを規定。また、これを通じた情報のやりとり。平成28年(201...
サムのむすこ‐ほう【サムの息子法】
《Son of Sam law》犯罪の加害者が、手記を出版するなど、自らの犯罪を商業的に利用して得た利益を差し押さえ、被害者や遺族の賠償にあてることを義務づけた法律。1977年に米国ニューヨーク...
サラトガ‐の‐たたかい【サラトガの戦い】
アメリカ独立戦争中の1777年10月、ニューヨーク州北部、ハドソン川上流のサラトガ(Saratoga)で、アメリカ植民地軍がイギリス軍を破った戦い。フランスが公然とアメリカを支援する契機となった。
ザダル【Zadar】
クロアチア南西部、ダルマチア地方の港湾都市。アドリア海に臨む良港をもつ。紀元前4世紀以前にイリュリア人が建設した町に起源し、紀元前2世紀に古代ローマの植民都市となり、中世には東ローマ帝国の支配下...
したじ‐ちゅうぶん【下地中分】
中世、年貢や土地にかかわる荘園領主と地頭との紛争解決の一方法。下地を折半してお互いに領有を認め合うもの。地頭が一円領主化する契機となった。