いん‐やく【隠約】
1 はっきりと見分けがたいこと。「—の中(うち)天理働く至妙の象(しょう)をも朧気(おぼろげ)ながら覗(かいま)見得て」〈露伴・いさなとり〉 2 言葉は簡単でも意味が奥深いこと。また、あからさま...
うん‐おう【蘊奥】
《連声(れんじょう)で「うんのう」とも》学問・技芸などの最も奥深いところ。奥義。極意。「芸の—を究める」
えん【遠】
[音]エン(ヱン)(漢) オン(ヲン)(呉) [訓]とおい [学習漢字]2年 〈エン〉 1 空間的、時間的に隔たっている。とおい。「遠隔・遠近・遠征/以遠・永遠・望遠・悠遠・遼遠(りょうえん)...
えん‐てい【淵底】
1 深い水の底。 2 物事の奥深いところ。おくそこ。 3 (副詞的に用いて)深く。詳しく。「—しりてしかけたる方便(てだて)おそろし」〈浮・昼夜用心記〉
えん‐りゃく【遠略】
遠大で奥深い策略。「此人は年尚お若しと雖ども、英武にして—あり」〈竜渓・経国美談〉
おう‐ぎ【奥義】
学問・技芸・武芸などの最も奥深い大切な事柄。極意。おくぎ。「—を極める」
おう‐し【奥旨】
宗教・学芸などの、奥深い意味。奥義(おうぎ)。「輪説を好み珍しき所を求むるは、至極の—に至らざる時の事なり」〈連理秘抄〉
おう‐てい【奥底】
1 奥深い所。 2 心中の秘密。
おく‐か【奥処】
《「おくが」とも》 1 奥深い所。果て。「常知らぬ国の—を」〈万・八八六〉 2 時間的にへだたった所。将来。「家にてもたゆたふ命波の上に思ひし居れば—知らずも」〈万・三八九六〉
おく‐そこ【奥底】
1 奥深い所。いちばん奥の所。「—の知れない哲理」 2 深く秘めた本心。心底。「—を打ち明ける」