いおり‐てん【庵点】
《庵形をしているところから》箇条書きの文書の頭、和歌・連歌・謡物や、連署する姓名などの肩につける「〽」「」などの記号。検閲・確認などの印とした。また、文章中で歌謡を引用する場合にも使われる。
い‐しょ【位署】
公文書に官位・姓名を記すこと。また、その書式。官と位が相当する場合は、「中納言従三位某」のように官・位・姓名の順、官と位が相当しない場合は、位・官・姓名の順に書いた。また、位が高く官が低いときは...
イニシャル【initial】
《「イニシアル」とも》欧文やローマ字で書くときの、文章・語・姓名などの最初の文字。大文字を使うことが多い。頭文字。
かぎ‐ばん【鍵番】
江戸幕府の職名。下勘定所戸口の鍵を管理した。その日の出勤の者の姓名・印形を点検し、また、外来者の監視、火の番などもした。→勘定所
かしら‐もじ【頭文字】
1 欧文で、姓名のつづりの最初の文字。かしら字。イニシャル。 2 欧文で、文章の始まりや地名・姓氏などの固有名詞の最初に使う大形の字体。キャピタル。大文字。
くび‐ふだ【首札】
討ち取った首級に、討たれた人と討った人の姓名を記してつけた札。くびじるし。
くん【君】
[接尾]同輩や目下の人の姓名に付けて、親しみや軽い敬意を表す。主に男性の用いる語。「中村—」 [補説]古くは目上の人に対する敬称として用いた。
こ【故】
[接頭] 1 姓名・官職名などに付いて、その人がすでに死亡したことを表す。「—山田一郎氏」 2 官位や地位を表す語に付いて、それがもとのものであることを表す。前の。「—中宮の大夫」
こう【公】
[名] 1 国家や社会の全体に関係する事柄。おおやけ。「一身を—に奉ずる」⇔私(し)。 2 華族制度で、五等爵の最上位。公爵。 [代]二人称人代名詞。あなた。貴公。「—のおむかひに出たのぢゃ...
こうじ‐な【小路名】
1 書状の宛名に官名や姓名などを書かないで、その人の住む所の名を書いて敬意を表すこと。一条に住む人にあてて「一条殿」とするなど。 2 宮中・院の女房に京の小路の名をつけて呼んだもの。春日(かすが...