カイン‐コンプレックス【Cain complex】
兄弟に対して競争心や嫉妬(しっと)、敵意を抱く心的傾向。名称は旧約聖書中の人物カインにちなむ。
きき‐みみ【聞(き)耳/聴(き)耳】
1 よく聞こうとすること。また、そうしているときの耳。「嫉妬(ねたみ)深き近所の誰彼目を側(そば)め、—清(すま)して」〈紅葉・二人女房〉 2 耳で聞いた感じ。「同じ事なれども—異なるもの、法師...
きょう‐らん【狂乱】
[名](スル) 1 心が狂い乱れて、異常な言動をすること。「嫉妬で—する」「半—」 2 物事の状態が、はなはだしく異常になること。「地価—」 3 「狂乱物(もの)」の略。
ぎゃく‐ぐう【虐遇】
[名](スル)残酷な扱いをすること。虐待。「主人が嫉妬から女を—する」〈鴎外・ヰタ‐セクスアリス〉
ぎょう‐そう【形相】
顔つき。顔かたち。特に、怒りや嫉妬など激しい感情の現れた顔つき。「—が変わる」「憤怒(ふんぬ)の—」→形相(けいそう)
くす・べる【燻べる】
[動バ下一][文]くす・ぶ[バ下二] 1 くすぶらせる。いぶす。「蚊いぶしを—・べる」 2 《相手に煙たい思いをさせる意から》責めたてる。また、嫉妬(しっと)する。「世間の人がそしらうが、母ぢゃ...
くら‐くら
[副](スル) 1 めまいがして倒れそうになるさま。ぐらぐら。「頭が—(と)する」 2 湯などが沸きたつさま。ぐらぐら。「炉に掛けた鉄瓶の湯は—沸き立っていた」〈藤村・家〉 3 怒りや嫉妬などで...
くろかみ【黒髪】
長唄・地歌の曲名。初世桜田治助作詞、初世杵屋佐吉(きねやさきち)(地歌としては湖出(こいで)市十郎)作曲。天明4年(1784)江戸中村座初演の歌舞伎狂言「大商蛭小島(おおあきないひるがこじま)...
けん【険/嶮】
[名・形動] 1 山などのけわしいこと。また、その場所。難所。「箱根の山は天下の—」〈鳥居忱・箱根八里〉 2 困難が多いこと。「—を冒し危きを凌ぎ」〈中村訳・西国立志編〉 3 (「権」「慳」とも...
しっ‐と【嫉妬】
[名](スル) 1 自分よりすぐれている人をうらやみねたむこと。「他人の出世を—する」 2 自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち。悋気(りんき)。「夫の浮気相手に...