ご‐れいじょう【御令嬢】
「令嬢」に同じ。
さぎとゆき【鷺と雪】
北村薫の中編推理小説。昭和初期を舞台に、士族の令嬢英子と、お抱え運転手の別宮(べっく)みつ子ことベッキーさんが事件の謎を解くシリーズ作品の一つ。平成21年(2009)刊行。同年、第141回直木賞受賞。
さま【様/方】
[名] 1 物事や人のありさま。ようす。状態。「雲のたなびく—が美しい」「物慣れた—に振る舞う」 2 姿かたち。かっこう。また、人の目に恥ずかしくない、それなりの形。→様になる 3 方法。手段...
さん
[接尾]《「さま」の音変化》 1 人を表す語や人名・役職名・団体名などに付いて、尊敬の意を表す。また、動物名などに付いて、親愛の意を表すこともある。「お嬢—」「田中—」「部長—」「お猿—」 2 ...
さんしょう‐だゆう【山椒太夫】
伝説上の人物。丹後国由良の富者で、強欲非道と伝えられる。安寿姫と厨子王(ずしおう)の姉弟を人買いから譲り受けて酷使したが、逃亡した厨子王の敵討ちにあったという。名は、山椒売りの長者、または三つ...
さんにんきちさくるわのはつがい【三人吉三廓初買】
歌舞伎狂言。世話物。7幕。河竹黙阿弥作。万延元年(1860)江戸市村座初演。和尚吉三・お坊吉三・お嬢吉三が、百両の金と短刀とをめぐる因果応報で刺し違えて死ぬまでを描く。別名題「三人吉三巴白浪(と...
した‐ぎき【下聞き】
相手の意向などを、前もって聞いておくこと。「朋友(ともだち)が先生の令嬢を娶りたいに就いて、—に来たものを」〈鏡花・婦系図〉
したた‐に
[副]ひそかに。こっそり。「天飛(あまだ)む軽嬢子(かるをとめ)—も寄り寝て通れ軽嬢子ども」〈記・下・歌謡〉 [補説]しっかりと、確かに、の意とする説もある。
した‐む・く【下向く】
[動カ五(四)] 1 下のほうを向く。⇔上向(うわむ)く。「じっと—・いている太田の令嬢が、菊治は気の毒で見ていられなかった」〈康成・千羽鶴〉 2 物事の状態が悪いほうに向かう。「景気が—・きは...
しと‐やか【淑やか】
[形動][文][ナリ]性質や動作がもの静かで上品であるさま。また、つつしみ深いさま。「物言いの—なお嬢さん」「—に振る舞う」 [派生]しとやかさ[名]