こころ‐なが・し【心長し】
[形ク] 1 同じ気持ちを持続しているさま。気が長い。「猶(なほ)—・く物詣(ものまう)ではすべきなり」〈宇治拾遺・六〉 2 心の落ち着いているさま。安心しているさま。「御とりなしを言うてくるる...
こころ‐やす・い【心安い】
[形][文]こころやす・し[ク] 1 親しみやすく気がおけない。遠慮がない。気心がわかっている。「—・い間柄」 2 気がかりなことがない。安心である。「お—・うお休みください」 3 たやすい。簡...
ごしょう‐らく【後生楽】
[名・形動] 1 後生は安楽と思って安心すること。 2 心配事も苦にしないで、のんきなこと。また、そのさまや、そのような人。ののしったり、しかったりするときにもいう。「あの地震を知らないとは—な人だ」
さんがい‐むあん【三界無安】
《「法華経」譬喩品(ひゆぼん)の「三界安きこと無し、猶(なお)火宅の如(ごと)し」から》現世は苦痛に満ちていて、少しも安心ができないということ。
サード‐プレース【third place】
コミュニティーにおいて、自宅と職場から切り離された、安心して過ごすことのできる、第三の居場所のこと。
した‐やす・し【下安し】
[形ク]《「した」は心の意》(多く下に打消しの語を伴う)心が穏やかである。安心である。「うち嘆きてゐなほり給ふ程も、げにぞ—・からぬ」〈源・宿木〉
手足(しゅそく)を措(お)く所(ところ)なし
《「論語」子路から》安心して身を置く場所がない。不安でたまらない。
しゅつ【出】
1 その土地・家系などから出ること。生まれ。出身。「藤原氏の—」 2 そこから出ること。また、出るもの。 3 出来のよいこと。「稽古、安心をなさば、などか、—不出の其のゆゑを知らざらん」〈拾玉得花〉
しょう‐あん【小安/少安】
1 少し安らかなこと。しばらく安心であること。「—を得る」 2 小成に満足して大志のないこと。「—に安んずる」
しん【心】
[音]シン(呉)(漢) [訓]こころ [学習漢字]2年 〈シン〉 1 五臓の一。心臓。「心悸・心筋・心室/腹心・狭心症」 2 こころ。精神。「心境・心魂・心情・心身・心配・心理/安心・一心・改...