よしき‐がわ【宜寸川】
奈良市、春日山に源を発して東大寺南大門の前を流れ、佐保川に注ぐ川。
よら・し【宜し/良らし】
[形シク]《動詞「寄る」の形容詞化。近寄りたくなるようなさま、が原義》好ましい。「石椎いもち今撃たば—・し」〈記・中・歌謡〉
よろし・い【宜しい】
[形][文]よろ・し[シク]《動詞「寄る」の形容詞化、または「よらし」の音変化》 1 《「よい」の丁寧な言い方》 ㋐能力や質がすぐれているさま。程度が高い。「仕上がりはこちらが—・い」「御子息は...
よろしき【宜しき】
《形容詞「よろし」の連体形から》ある状況や程度にふさわしいこと。ちょうどよいこと。適切なこと。「指導—を得る」
よろしく【宜しく】
[副]《形容詞「よろしい」の連用形から》 1 ちょうどよいぐあいに。程よく。適当に。「—取り計らってくれ」「今ごろあの二人は—やってるよ」 2 人に好意を示したり、何かを頼んだりするときに添える...
よろし‐なえ【宜しなへ】
[副]《形容詞「よろし」の語幹+連語「なへ」から》ちょうどよいぐあいに。ふさわしく。「耳梨の青菅山(あをすがやま)は背面(そとも)の大き御門に—神さび立てり」〈万・五二〉
よろし‐め【宜し女】
好ましい女。佳人。「—をありと聞きて」〈継体紀・歌謡〉