ぎ‐き【儀軌】
1 密教で、仏・菩薩(ぼさつ)・諸天などを念誦(ねんじゅ)・供養する方法や規則。また、それらを記した典籍。 2 規則。法則。儀範。「仏々祖々の法は、かならずその始めに、帰依三宝の—あるなり」〈正...
ぎほう‐れき【儀鳳暦】
太陰太陽暦の一。中国で唐代に李淳風(りじゅんぷう)が作った麟徳(りんとく)暦の日本での呼び名。高宋の儀鳳2年(677)日本に伝わり、文武天皇元年(697)から天平宝字7年(763)まで使用。
ぎ‐ぼうし【擬宝珠】
《「ぎぼうしゅ」の音変化》 1 「ぎぼし(擬宝珠)1」に同じ。 2 キジカクシ科ギボウシ属の多年草の総称。山地に生え、葉は根際から群がり出る。夏、花茎の上部に紫色または白色の漏斗状の花を総状につ...
ぎ‐ぼうしゅ【擬宝珠】
⇒ぎぼし(擬宝珠)1
ぎ‐ぼし【擬宝珠】
《「ぎぼうしゅ」の音変化》 1 欄干などの柱の上端につける宝珠形の装飾。青銅製が多い。宝珠頭(ほうじゅがしら)。ぎぼうし。ぎぼうしゅ。 2 ネギの花。ねぎぼうず。 3 「ぎぼうし(擬宝珠)2」に同じ。
ぎぼし‐こうらん【擬宝珠高欄】
柱に擬宝珠をつけてある欄干。
ぎぼし‐むし【擬宝珠虫】
腸鰓(ちょうさい)類の半索動物の総称。浅海などの砂泥地に潜ってすむ。体は細長いひも状で柔軟、前端に擬宝珠形の吻(ふん)をもつ。ヨードホルムのようなにおいを出す。
ぎょく【玉】
[音]ギョク(漢) [訓]たま [学習漢字]1年 〈ギョク〉 1 美しく価値のある石の類。「玉砕・玉石・玉杯/攻玉・紅玉・硬玉・珠玉・碧玉(へきぎょく)・宝玉」 2 美しくすぐれているものの形...
ぎょく‐じょ【玉女】
1 玉のように美しい女性。「七宝の蓮花を生じ、一々の花の上に各七人の—あり」〈太平記・二四〉 2 仙女。天女。「仙人には婦(め)无(な)し。—には夫无し」〈今昔・一〇・九〉
ぎょく‐せき【玉石】
1 玉と石。 2 価値のあるものとないもの。良いものと悪いもの。「—混淆」 3 宝石。〈日葡〉