ぞく‐しょう【俗姓】
1 僧が俗人であったときの姓。ぞくせい。「悲田院の尭蓮上人(げうれんしゃうにん)は、—は三浦の某(なにがし)とかや」〈徒然・一四一〉 2 家柄。素性。「—歴々の浪人身を隠して」〈浮・永代蔵・六〉
ぞく‐ぼう【族望】
一族の名誉。また、名望のある一族・家柄。
たい‐け【大家】
金持ちの家。また、社会的地位や身分の高い家柄。たいか。
たいとう‐ごめん【帯刀御免】
江戸時代、特別の家柄や功労により、武士でない者に帯刀を許したこと。
ただし・い【正しい】
[形][文]ただ・し[シク] 1 形や向きがまっすぐである。 ㋐形が曲がったりゆがんだりしていない。「線に沿って—・く並べる」「—・い姿勢を保つ」 ㋑血筋などの乱れがない。「由緒—・い家柄」 2...
だいじん‐け【大臣家】
摂関家(せっかんけ)・清華家(せいがけ)に次ぐ家柄。太政大臣にのぼる資格をもつが、近衛大将を兼任できない。藤原氏の正親町(おおぎまち)三条・三条西、源氏の中院(なかのいん)の三家。
だい‐もん【大門】
1 寺院のいちばん外側にある大きな門。禅寺などの正門。多くは、方位をつけて、東大門・南大門などとよぶ。総門。→おおもん(大門) 2 社会的に地位の高い家柄。大家(たいけ)。
ち‐ぼう【地望】
門地(もんち)と名望。よい家柄。
ちゃく‐そう【嫡宗】
1 一族の中で、代々正統を受け継ぐ家柄。総本家。宗家。てきそう。 2 由緒正しい血筋。正統。正系。
ちゃく‐ちゃく【嫡嫡】
代々、一家の家督を受け継いでいること。また、その人や、そのような家柄。嫡流。「徳川の家には—の自分であると思うと」〈菊池寛・忠直卿行状記〉