いん‐でん【院殿】
武家時代、将軍や大名の戒名に付けた尊号。院号の下に「殿」の字を加えたもの。現在も社会的地位の高かった人に用いる。
うえ‐さま【上様】
1 天皇・将軍など、高貴な人の敬称。おかみ。 2 領収書などで、相手の名前の代わりに書く語。じょうさま。
うしろ‐み【後ろ見】
1 後ろだてとなって助けること。幼少の者、制限行為能力者などの代理となったり補佐をしたりすること。また、その人。後見(こうけん)。 2 国政の補佐制度で、摂政・関白が天皇を、執権職が将軍を補佐す...
うじ‐の‐ちょうじゃ【氏の長者】
1 平安時代以降の氏の首長の称。奈良時代以前の氏の上(かみ)にあたる。→氏の上 2 室町時代以後、藤原氏で摂関の地位に就いた者、および源氏で征夷(せいい)大将軍になった者の称。
うま‐かた【馬方】
1 馬で貨客の運搬を職業とする人。馬子(まご)。 2 江戸幕府の職名。若年寄に属して将軍の乗馬の調練をつかさどった役。
うまや‐の‐とねり【厩舎人】
摂関家や将軍家に仕え、馬の世話をした者。うまやどねり。
うまや‐ぶぎょう【厩奉行】
鎌倉幕府・室町幕府の職名。幕府の厩のことをつかさどり、また、将軍の外出につき従った役。
えいきょう‐の‐らん【永享の乱】
永享10年(1438)鎌倉公方(くぼう)足利持氏(あしかがもちうじ)が将軍足利義教(よしのり)に対して起こした反乱。義教は今川氏らに討伐を命じ、翌年、持氏は自殺した。
えい‐ちゅう【営中】
1 兵営や陣営の中。営内。 2 将軍のいる所。柳営の中。
えっ‐けん【謁見】
[名](スル)貴人または目上の人に会うこと。「将軍に—する」