いり‐こさく【入(り)小作】
江戸時代、他村からはいって来て小作をすること。また、その人。入り作。⇔出小作(でこさく)。
うけおい‐こさく【請負小作】
江戸時代、田畑を一定年限引き受けて小作すること。または、これを細分して他人に小作させること。
うち‐こさく【内小作】
江戸時代、地主の家で、住み込みの下男などが主家の田地の一部を、一定期間小作したこと。
えい‐こさく【永小作】
他人の土地で長期間耕作や牧畜をする権利に基づいた小作制度。起源は江戸時代で、荒れた土地を開墾した者が、安い小作料で無期限の耕作権を認められたことによる。明治31年(1898)の民法施行後、50年...
えいたい‐こさく【永代小作】
「永小作(えいこさく)」に同じ。
かりわけ‐こさく【刈(り)分け小作】
決まった額の小作料を小作人が払うのではなく、地主と小作人とが前もって決めた比率でその年の収穫物を分け合うやり方。また、その小作関係。分益小作。
こ‐さく【小作】
小作料を支払って、地主から借りた田畑を耕作すること。また、その人。
しききん‐こさく【敷金小作】
江戸時代、地主に数年間の小作料を前納して小作すること。
じき‐こさく【直小作】
江戸時代、質入れした田畑を質入れ主が直接に小作すること。
じ‐こさく【自小作】
1 自作を主とし、小作も兼ねていること。 2 自作農と小作農。