にさんか‐さんたんそ【二酸化三炭素】
3個の炭素と2個の酸素が結合した炭素の酸化物。常温常圧で無色透明の気体。有毒で強い刺激臭がある。空気中で燃焼すると青色の炎を出して燃える。また、光によってさまざまな重合体を生じる。亜酸化炭素。炭...
にさんか‐ちっそ【二酸化窒素】
一酸化窒素が空気または酸素と反応して生成する、刺激臭のある赤褐色の気体。有毒。常温では一部が重合して無色の四酸化二窒素N2O4となり、それとの平衡混合物になる。水とは反応して硝酸となる。化学式NO2
ニトロゲン【(ドイツ)Nitrogen】
窒素。常温で無色・無臭の気体。空気体積の約78パーセントを占める。
にょうそ‐すい【尿素水】
尿素の水溶液。常温で無色の液体。化学肥料、化粧品の保湿剤のほか、ディーゼルエンジンの排気ガスを浄化するDEF(ディーゼル排気液)として用いられる。
ニンヒドリン【ninhydrin】
芳香族ケトンに属す有機化合物の一つ。常温で無色または淡黄色の柱状結晶。水、アルコールに可溶。アミノ酸を検出するニンヒドリン反応で用いられる。分子式C9H6O4
ねつ‐かそせい【熱可塑性】
常温では変形しにくいが、加熱すると軟化して成形しやすくなり、冷やすと再び固くなる性質。プラスチックの性質の一。
ねつこうか‐せい【熱硬化性】
常温では変形しにくいが、加熱により軟化して成形しやすくなり、同時に重合が進んで硬化し、もとの状態に戻らなくなる性質。プラスチックの性質の一。
ねつ‐ざんりゅうじか【熱残留磁化】
岩石のように多数の強磁性微粒子を含む物を、磁界の中でキュリー温度以上の高温から常温に冷却するときに生じる残留磁化。磁界と同じ方向に磁化し、安定な永久磁石として残る。熱残留磁気。
ねつでん‐れつ【熱電列】
熱電能の大きさの順に物質を並べたときの序列。熱電能は温度に依存し、常温付近では、ナトリウム、カリウム、ビスマス、ニッケル、洋銀、白金、金、銅、スズ、アルミニウム、鉛、亜鉛、銀、カドミウム、鉄、ア...
はつえん‐しょうさん【発煙硝酸】
二酸化窒素を多量に含む濃硝酸。常温で二酸化窒素の赤褐色の煙を出す。酸化力がきわめて強く、酸化剤・ニトロ化剤などとして利用。