とし【年／歳】
１ 時の単位。1月1日で始まり、12月31日に終わる12か月間。陽暦では、地球が太陽の周囲を1周する時間、365.2422日を1年とする。陰暦では、月が地球を12周する時間を1年とする。 ２ 多...
年(とし)有(あ)・り
１ 稲が豊作である。「—・れば秋の雲なすいな筵かりしく民のたたぬ日ぞなき」〈新勅撰・賀〉 ２ 年月が経過する。「予、此の人を教ふる事—・り」〈去来抄・同門評〉
年(とし)立(た)・つ
１ 年が明ける。新年になる。《季 新年》「—・つや音なし川は闇の中／万太郎」 ２ 年月が経過する。「吹き抜けの風穴があるということを、—・ってから聞きましたが」〈鏡花・高野聖〉
とし‐の‐お【年の緒】
年の長く続くことを、緒に見立てていう語。年月。「鶏(とり)が鳴く東男(あづまをとこ)の妻別れ悲しくありけむ—長み」〈万・四三三三〉
としひさ‐に【年久に】
［副］ながい年月。年久しく。「—纈(ゆはた)の帯をとりしでて神にぞまつる妹(いも)に逢はんと」〈夫木・三三〉
年(とし)深(ふか)・し
多くの年月を経ている。また、年老いている。「—・き身の、かうぶりをかけむ、何か惜しからむ」〈源・若菜下〉
年(とし)を◦経(へ)る
１ 長い年月を過ごす。「—◦経た建物」 ２ 年齢を重ねる。老いる。「色も香も同じ昔に咲くらめど年経(ふ)る人ぞ改まりける」〈古今・春上〉
とり‐と・める【取（り）留める】
［動マ下一］［文］とりと・む［マ下二］ １ 失いかけた生命を失わずにすむ。「一命を—・める」 ２ はっきりとさせる。確かにそれと定める。「誰と云て—・めた相手は無いが腹が立つ」〈二葉亭・浮雲〉 ...
トリーア‐だいせいどう【トリーア大聖堂】
《Trierer Dom》ドイツ西部、ラインラント‐プファルツ州の歴史都市、トリーアのカテドラル（司教座聖堂）。ドイツ最古の大聖堂で創建は4世紀。長い年月をかけて修復や増築がなされたため、ロマネ...
ど‐ちょう【度牒】
律令制で、僧尼になることを許可した公文書。受戒の年月日が記入され、官印がある。度縁。告牒。公験(くげん)。→戒牒(かいちょう)
