うたよみ‐どり【歌詠み鳥】
ウグイスの別名。古今集の仮名序「花に鳴く鶯(うぐひす)、水に住む蛙(かはづ)の声を聞けば、生きとし生けるものいづれか歌をよまざりける」から。《季 春》
う‐ちゅう【宇宙】
1 あらゆる存在物を包容する無限の空間と時間の広がり。 ㋐哲学では、秩序ある統一体と考えられる世界。コスモス。 ㋑物理学的には、存在し得る限りのすべての物質および放射を含む空間。 ㋒天文学では、...
うつせ‐がい【空貝/虚貝】
1 海岸に打ち寄せられた、からになった貝。貝殻。和歌では「実なし」「むなし」「あはず」や同音の反復で「うつし心」などを導く序詞に用いられる。「上には白銀(しろがね)、黄金(こがね)の蛤(はまぐり...
うつり‐ゆ・く【移り行く】
[動カ五(四)] 1 しだいに変わってゆく。また、時が過ぎ行く。「年ごとに—・く世界情勢」 2 物の影や光などが、時のたつにつれて動いてゆく。また比喩的に、物事が人の心に次々浮かんでくる。「秋の...
うま‐うま【旨旨】
《形容詞「うまい」の語幹を重ねた語》 [名]《おいしい物の意で》食べ物をいう幼児語。 [副] 1 巧みなやり方で、物事を自分の思いどおりに進めるさま。まんまと。「—とだまされた」「—名を揚げ...
うんそうひきうけ‐ぎむ【運送引(き)受(け)義務】
バスやタクシーなど自動車を使用して人を運送する一般旅客自動車運送事業者は、旅客から依頼を受けた際に、天災や公序良俗違反などの正当な理由がない限り、乗車を拒否してはならないという義務。道路運送法による。
うん‐つく
知恵の劣る人をあざけっていう語。のろま。まぬけ。「阿房(あはう)あり、—あり、部羅坊(べらばう)あり」〈風流志道軒伝・序〉
うんめいのちから【運命の力】
《原題、(イタリア)La Forza del Destino》ベルディ作曲のイタリア語によるオペラ。全4幕。1862年初演。のち1869年に改訂。改訂で加えられた序曲が有名で単独で演奏されること...
えいぎょう‐けいさつ【営業警察】
商工業その他の営業に対して、社会公共の安全と秩序に反しないように取り締まる警察作用。古物営業法や風俗営業法による立ち入り検査など。
えい‐しゅつ【詠出】
[名](スル)詩歌を作り出すこと。詩歌の形で思想・感慨を表現すること。また、その詩歌。「一編の詩現われて当時火の如かりし自由の理想を—し」〈独歩・独歩吟・序〉