たな【店/棚】
1 《「見せ棚」の略》商店で、商品を陳列しておく場所。みせ。 2 奉公先の商店。また、職人の出入り先の商店。→御店(おたな) 3 貸家。借家。「末造の気に入った—が二軒あった」〈鴎外・雁〉
たな‐あきない【店商い/棚商い】
店を構えて商売すること。店売り。みせあきない。「—に掛けはかたくせぬ事なれども」〈浮・一代女・四〉
たな‐うけ【店請け】
[名](スル)借家人の身元保証をすること。また、その人。
たなうけ‐にん【店請け人】
店請けをする人。店子の身元保証人。
たな‐おろし【棚卸(し)/店卸(し)】
[名](スル) 1 決算などの際に、商品・製品・原材料などの在庫を調査して数量を確かめること。資産評価を含めていう場合もある。「年度末に—する」《季 新年》「物陰に笑ふ鼠や—/一茶」 2 人や物...
たな‐がえ【店替へ】
借家を替えること。転居。「孟子のおふくろさまは、三たび—をさしったとある」〈滑・浮世風呂・四〉
たな‐がし【店貸し】
[名](スル)人に家屋を貸すこと。
たな‐がり【店借り】
[名](スル)家を借りて住むこと。また、その人。借屋ずまい。「よその商人が—して入り込んでいる気がする」〈寅彦・丸善と三越〉
たな‐こ【店子】
家を借りている人。借家人。⇔大家(おおや)。
たな‐さき【店前】
みせのまえ。みせさき。