かか【嚊/嬶/母】
1 (嚊・嬶)庶民階層で、妻をいう語。かかあ。「無うなれば—が貰いに行く」〈露伴・椀久物語〉 2 (母)母親を親しんで呼ぶ語。母親が、子供に向かって自分のことを言う場合にも用いる。おかあさん。お...
かさぎ‐れんが【笠着連歌】
中世以降、寺社の祭や法会に行われ、参詣人などが自由に参加できた、庶民的な連歌。着座した連衆(れんじゅ)以外は、立ったまま笠もぬがずに句を付けたので、この名がついた。花の下(もと)連歌の流れをくむもの。
か‐じょう【下情】
一般の民衆の実情。庶民生活のようす。「—に通じる」
かたい‐てじょう【過怠手錠】
江戸時代の刑罰の一。過怠銭を納めない者に、代わりとして手錠をかけた刑。庶民に適用。
かた‐ぎぬ【肩衣】
1 古代、庶民が着た、丈が短い袖無しの上着。袖無し。手無し。 2 室町末期から素襖(すおう)の略装として用いた武士の公服。素襖の袖を取り除いたもので、小袖の上から着る。袴(はかま)と合わせて用い...
かつら‐づつみ【桂包み】
室町時代、庶民の女性が長い布で頭を包み、前で結んで余りを左右に分けて挟んだもの。京都の桂女(かつらめ)の風俗から始まるという。桂巻き。
かてい‐りょうり【家庭料理】
庶民が日常的に調理し、食べている料理。
かとう‐よしろう【加藤芳郎】
[1925〜2006]漫画家。東京の生まれ。川端画学校などで学んだのち、庶民の生活を描いたナンセンス漫画で多くの読者の共感を得た。タレントとしても活動し、人気を集めた。代表作「オンボロ人生」「ま...
かぶき【歌舞伎/歌舞妓】
《天正時代の流行語で、奇抜な身なりをする意の動詞「かぶ(傾)く」の連用形から》近世初期に発生、江戸時代の文化が育てた日本固有の演劇。先行の舞踊・音楽・科白劇(かはくげき)などの諸要素を集大成した...
かみ‐ガッパ【紙ガッパ】
桐油紙(とうゆがみ)で作ったカッパ。江戸時代の庶民の雨具。