こうぶ‐しょう【工部省】
明治3年(1870)工業・土木・鉱山・造船・鉄道などの殖産興業を推進するために設置された中央官庁。同18年廃止。
こうや‐さんかた【高野三方】
平安時代以来、分かれた高野山の僧徒の三派の称。学侶方(がくりょがた)・行人方(ぎょうにんがた)・聖方(ひじりかた)となっていたが、明治以降は廃止、統合された。
こ‐がわせ【小為替】
1 旧制の郵便為替の一。為替振出請求書を必要とせず、為替金と為替料とを郵便局の窓口に出せば小為替証書が交付された。昭和26年(1951)廃止。 2 「定額小為替」の略。
こくご‐しんぎかい【国語審議会】
文部大臣の諮問に応じて、国語の改善、国語教育の振興、ローマ字に関する事項などを調査・審議し、また、国語政策について必要と認められる事項を政府に建議した機関。委員は各界の学識経験者の中から選ばれ、...
こくごちょうさ‐いいんかい【国語調査委員会】
明治35年(1902)国語に関する調査を行うために設けられた文部大臣直属の機関。「送仮名法」「口語法」「疑問仮名遣」などを編纂。大正2年(1913)廃止。
こくさい‐げんき【国際原器】
国際的な計測・計量の単位の基準として用いられた器具。国際メートル原器と国際キログラム原器があり、国際度量衡局に保管されている。 [補説]国際メートル原器は棒状で1メートルを定義したが、1960年...
こくさい‐じんけんきやく【国際人権規約】
基本的人権を国際的に保護するための条約。1966年の国連総会で採択。世界人権宣言を補強するもので、締結国に対して法的拘束力をもつ。社会権規約(経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約)、自由...
こくさい‐はいろけんきゅうかいはつきこう【国際廃炉研究開発機構】
福島第一原子力発電所の廃炉作業に必要な研究開発を行う技術研究組合。廃止措置に関する研究開発、国際・国内関係機関との協力の推進、人材育成などに取り組む。日本原子力研究開発機構・産業技術総合研究所・...
こくじ‐もんだい【国字問題】
一国内の文字またはその字体などをどのように定めるかの問題。特に、日本の常用文字をどのように定めるかの問題。漢字廃止論・漢字制限論・常用漢字論・字体改革論・ローマ字専用論・仮名専用論など、国語問題...
こくへい‐しゃ【国幣社】
官幣社に次ぐ社格の神社。古くは国司から幣帛(へいはく)を奉り、明治以降は祈年祭・新嘗祭(にいなめさい)には皇室から、例祭には国庫から幣帛が奉られた。大社・中社・小社の別があり、主に国土経営に功績...