さと‐わ【里曲/里廻/里回】
《「さとみ(里曲)」の平安時代以後の誤読》人里のあるあたり。「—の火影(ほかげ)も、森の色も」〈文部省唱歌・朧月夜〉
しま‐み【島廻】
1 島のまわり。「—には木末(こぬれ)花咲き」〈万・三九九一〉 2 島のまわりをめぐること。島めぐり。「玉藻刈る辛荷の島に—する鵜(う)にしもあれや家思はざらむ」〈万・九四三〉
しょうじ‐りんね【生死輪廻】
「生死(しょうじ)2」に同じ。
しんしょく‐りんね【浸食輪廻】
地盤の隆起により生じた原地形が、浸食によって険しい山地に変わり、最後に平坦(へいたん)な準平原になる地形の変化。幼年期・壮年期・老年期の三段階がある。地形輪廻。
じゅん‐かい【巡回/巡廻】
[名](スル) 1 ある目的のために、各地を順次に移動すること。「—公演」 2 ある一定区域内を次から次へと見て回ること。「巡査が街を—する」
すさき‐み【洲崎廻】
《「み」は湾曲した所の意》州崎のあたり。「この—に鶴(たづ)鳴くべしや」〈万・七一〉
すそ‐み【裾廻】
山の麓のあたり。すそわ。「高円(たかまと)の宮の—の野づかさに今咲けるらむをみなへしはも」〈万・四三一六〉
すそ‐わ【裾廻】
「すそみ」に同じ。「かりそめと思ひし程に筑波嶺(つくばね)の—の田居も住み馴れにけり」〈新拾遺・雑中〉 [補説]万葉集の「裾廻(すそみ)」を「すそわ」と誤読してできた語。
ちけい‐りんね【地形輪廻】
⇒浸食輪廻(しんしょくりんね)
とお‐りんね【遠輪廻】
連歌・連句の付合(つけあい)上の禁制の一。句を付け進めてゆく際に数句を隔てて同じような付合が出てくること。