くさ‐いきれ【草熱れ/草熅れ】
草むらが夏の強い日ざしを受けて発する熱気。くさいきり。《季 夏》「—人死に居ると札の立つ/蕪村」
くさ‐ふぐ【草河豚】
フグ目フグ科の海水魚。全長約15センチ。背側は青緑色に小白点があり、腹側は白い。青森県以南の沿岸に分布、砂に潜る習性がある。毒が強い。《季 冬》
くじ‐うん【籤運】
よいくじに当たるかどうかの運。「—が強い」
くす‐ね【薬練/薬煉】
《「くすねり」の略》松脂(まつやに)を油で煮て練りまぜたもの。粘着力が強いので、弓の弦などに塗って補強するのに用いる。「さらば—に練って練りとめておきまらせう」〈虎明狂・松脂〉
くせに【癖に】
[接助]《名詞「くせ(癖)」+格助詞「に」から》活用語の連体形および格助詞「の」に付く。非難や不満の気持ちを込めて逆接条件を表す。にもかかわらず。のに。くせして。「弱い—強がりを言う」「本当は好...
く‐せん【苦戦】
[名](スル) 1 相手が強く、不利な状況で苦しい戦いをすること。「—を強いられる」「選挙で—する」 2 物事をなしとげるために苦しみながら努力すること。「信仰なくんば信仰を得るまで—せよ」〈独...
くそ‐ぢから【糞力】
並み外れて強い力。ばかぢから。「火事場の—」
くだ・く【砕く/摧く】
[動カ五(四)] 1 強い力を加えて、固い物やかたまりになっている物を細かくする。「岩を—・く」 2 勢いを弱らせる。計画などをつぶす。くじく。「野望を—・く」 3 ㋐(「心をくだく」の形で)...
くださ・れる【下される】
[動ラ下一][文]くださ・る[ラ下二]《動詞「くだ(下)す」の未然形に助動詞「れる」が付いたものから》 1 《「れる」が尊敬の意の場合》「与える」「くれる」の尊敬語。「くださる」よりも敬意が強い...
口(くち)が腐(くさ)っても
《口を動かさないために腐ってしまってもという意から》秘密などをもらさない決意の強いことをいう言葉。「—言わない」