はな‐かがり【花篝】
夜桜を観賞するために焚くかがり火。京都祇園(ぎおん)のものが有名。《季 春》「二つある我影見えて—/青嵐」
はなにとえ【花に問え】
瀬戸内寂聴の長編小説。鎌倉時代中期の僧侶、一遍上人の面影を追いながら心の旅を続ける女性を描く。平成4年(1992)刊行。同年、第28回谷崎潤一郎賞受賞。
はね‐かえり【跳ね返り】
1 はねてもとの方へ戻ること。また、そのもの。 2 ある事をした結果、影響が他の事柄に及ぶこと。「増税の景気への—が心配だ」 3 軽はずみなこと。また、その人。はねっかえり。「—の弥次馬が面白半...
はね‐かえ・る【跳ね返る】
[動ラ五(四)] 1 ぶつかって、もとの方へ戻る。「ボールがフェンスに当たって—・る」 2 勢いよくはねる。「油が—・る」 3 物事の影響が波及してもとへ戻ってくる。「賃金の上昇が物価高となって...
はは【母】
《原題、(ロシア)Mat'》ゴーリキーの長編小説。1907年刊。労働運動を繰り広げる息子とその友人の影響を受けた母親が、階級意識に目覚めて革命運動に加わっていく過程を描く。
はばかり【憚り】
[名] 1 はばかること。遠慮すべきこと。「大先輩に対して何の—もない」 2 差し支えること。差し障り。「実名を出すのは—がある」 3 《人目をはばかる所の意から》便所。
[形動][文][ナ...
ハフ‐モデル【Huff model】
商圏の分析に用いられる数理モデル。消費者がある店舗に買い物に出かける確率は、他の競合店舗の影響を考慮した上で、店舗の売り場面積に比例し、そこまでの距離に反比例するというもの。1960年代に米国の...
はへい【派兵】
高橋治の処女小説。シベリア出兵をテーマとし、「シベリア出兵」「シベリアの虹」「雪と吹雪と」「凍土の孤影」の4部からなる。「朝日ジャーナル」誌に連載、単行本は昭和48年(1973)に刊行開始。
ハメリン‐プール【Hamelin Pool】
オーストラリア、西オーストラリア州西岸のシャーク湾の湾奥にある海岸。地形の影響で潮汐による海水の入れ替わりが起こりにくく、水分蒸発にともない塩分濃度が通常の海水の2倍程度ある。現生のストロマトラ...
は‐もん【波紋/波文】
1 水面に物の落ちたときなどに、いく重にも輪を描いて広がる波の模様。 2 次々と周囲に動揺を伝えていくような影響。「政界に—を起こす」「若者の間に—を呼んだ番組」