かよい‐ばこ【通い箱】
1 商店や製造元などが、取引先や得意先に注文の品物を入れて届けるのに使う箱。 2 掛け売りの通い帳を入れる箱。 3 座敷飾りの小箱。もとは、医者へ薬を取りに行くときに用いた。
川立(かわだ)ちは川(かわ)で果(は)てる
その人の得意の技が、身を滅ぼすもとになることのたとえ。→川立ち
かんじょうてきしゅくめい【感情的宿命】
《原題、(フランス)Les destinées sentimentales》シャルドンヌによる小説。三部作で、1934年から1936年にかけて刊行。陶器製造業の一家の運命を描き、それまで得意とし...
かんだ‐はくざん【神田伯山】
講談神田派の名。 (初世)[?〜1873]幕末から明治初期に活躍した講談師。川崎の生まれ。本名、斎藤定吉。初世神田伯竜の門弟。特に「天一坊」が得意で、川柳に「伯山は天一坊で蔵をたて」と詠まれた...
かんだ‐はくりゅう【神田伯竜】
講談神田派の名。 (初世)[?〜1850ころ]神田派の祖。師の神田辺羅坊寿観(べらぼうすかん)の名から神田を取り、同門の南鶴が田辺を取って名のったという。
(5世)[1890〜1949]本名...
が・る
[接尾]《動詞五(四)段型活用》形容詞・形容動詞の語幹や名詞に付く。 1 そのように思う、そう感じる、の意を表す。また、そう思う、そう感じることを、態度・表情・動作に表すことにもいう。「寒—・る...
きえん‐ばんじょう【気炎万丈】
[名・形動]大いに気炎をあげること。また、そのさま。「其時は大得意で—だったが」〈魯庵・社会百面相〉
きくかわ‐は【菊川派】
浮世絵の一派。江戸後期の浮世絵師菊川英山を祖とする。英山は、喜多川歌麿風の美人画を得意とし、渓斎英泉(けいさいえいせん)をはじめ、多くの弟子を育てた。
木登(きのぼ)りは木(き)で果(は)てる
木登りのじょうずな者は結局は木で死ぬ。得意の技能を持つ者は、かえってその技能のために身を滅ぼすというたとえ。
きゃく‐すじ【客筋】
1 その店に来る客の傾向・種類。客種(きゃくだね)。「—のよい店」 2 商売上の客。得意先。「—からの注文」