ちゅう‐じつ【忠実】
[名・形動] 1 まごころをこめてよくつとめること。また、そのさま。「職務に—な人」「—な臣下」「—に任務を遂行する」 2 内容をごまかしたり省略したりせずそのままに示すこと。また、そのさま。「...
ちゅうじつ‐ぎむ【忠実義務】
職務などを忠実に行う義務のこと。会社法第355条では、取締役が株式会社のために、職務を忠実に行う義務があることを定めている。 [補説]注意義務と忠実義務の関係については、両者を同質とする説と異質...
まめ【忠実/実】
[名・形動] 1 労苦をいとわず物事にはげむこと。また、そのさま。勤勉。「—に帳簿をつける」「若いのに—な人だ」「筆—」 2 からだのじょうぶなこと。また、そのさま。健康。たっしゃ。「—で暮らし...
まめ‐おとこ【忠実男】
1 まめな男。誠実な男。 2 風流を愛し色好みな男。好色な男。また、近世では、情夫の意に用いたり、在原業平をさしたりする。「御身になびきなば、二道かくる—、いやなりませぬと仰せけり」〈浄・大覚大...
まめ‐ごころ【忠実心】
まじめな心。誠実な心。「—もなまあくがるる心地す」〈源・野分〉
まめ‐ごと【忠実事】
まじめなこと。真実なことがら。「—なども言ひあはせてゐ給へるに」〈枕・一三七〉
まめ‐ざま【忠実様】
[名・形動ナリ]実直なこと。まじめなこと。また、そのさま。「かつはあやしき—をかくのたまふと」〈源・夕霧〉
まめ・し【忠実し】
[形シク]まめである。誠実である。勤勉である。「人がらも—・しく、いとねんごろに思ひきこえ給へれば」〈増鏡・草枕〉
まめし‐げ【忠実し気】
[形動ナリ] 1 まじめでたのもしいさま。「—なお姿をお目にかけなば」〈伎・貞操花鳥羽恋塚〉 2 はりあいのあるさま。「世間で悪う歌はれて、—もなき浮世やと」〈浄・丹波与作〉
まめ‐だ・つ【忠実立つ】
[動タ五(四)]本気になる。まじめになる。また、まじめなようにふるまう。「—・ちてわれに言えりしこと」〈鏡花・照葉狂言〉