ふつ‐ぜん【怫然/艴然】
[ト・タル][文][形動タリ]怒りが顔に出るさま。むっとするさま。「男は—として起上った」〈魯庵・破垣〉
ふどう‐みょうおう【不動明王】
《(梵)Acalanāthaの訳》五大明王・八大明王の主尊。大日如来の命を受けて魔軍を撃退し、災害悪毒を除き、煩悩(ぼんのう)を断ち切り、行者を守り、諸願を満足させる。右手に利剣、左手に縄を持ち...
ふるわ・せる【震わせる】
[動サ下一][文]ふるは・す[サ下二]小刻みに揺り動かす。震動を与える。ふるわす。「怒りに声を—・せる」「爆音が窓を—・せる」
ふん‐し【憤死】
[名](スル) 1 激しい怒りのうちに死ぬこと。「—するかと想うばかりの険相で」〈紅葉・二人女房〉 2 野球で、ランナーが惜しいところでアウトになること。「本塁突入むなしく—する」
ふん‐まん【憤懣/忿懣】
怒りが発散できずいらいらすること。腹が立ってどうにもがまんできない気持ち。「—やるかたない」「—をぶつける」
ぶち‐き・れる【打ち切れる】
[動ラ下一]《「ぶちぎれる」とも》突然ひどく怒り出す。切れる7を強めていう俗語。「幼稚な発言の繰り返しに—・れた」
ぶつ・ける
[動カ下一]《「ぶっつける」の音変化》 1 物を投げて当てる。「壁にボールを—・ける」 2 身体や物を他の物に打ち当てる。「机にひざを—・ける」「車を—・ける」 3 自分の感情などを、相手に包み...
ぶる‐ぶる
[副](スル)小刻みに震動するさま。また、寒さや恐怖などのために震えるさま。「風で水面が—(と)揺れる」「怒りにからだを—(と)させる」
ほうかい‐りんき【法界悋気】
自分に関係のないことに嫉妬(しっと)すること。おかやき。「—、瞋恚(しんい)の怒り綱切れて、鎮め兼ねたる折節」〈浄・鑓の権三〉
ほ‐てり【火照り/熱り】
1 顔が熱くなること。また、怒りや恥のために顔の赤くなること。 2 夕焼けで空が赤くなること。「山の端に—せぬ夜は室の浦に明日は日和と出づる船人」〈新撰六帖・三〉