おも‐な・し【面無し】
[形ク] 1 合わせる顔がない。恥ずかしい。面目ない。「はしたなかるべきやつれを—・く御覧じとがめられぬべきさまなれば」〈源・橋姫〉 2 遠慮がない。厚かましい。「われをいかに—・く心浅きものと...
かがやかし・い【輝かしい/耀かしい/赫かしい】
[形][文]かがやか・し[シク]《古くは「かかやかし」》 1 光り輝くようにすばらしい。華々しい。「—・い将来」「—・い業績をあげる」 2 まぶしいほどきらきら光っている。「御前(ごぜん)のたち...
かたじけな・い【忝い/辱い】
[形][文]かたじけな・し[ク] 1 もったいない。恐れ多い。「—・いお言葉」 2 身に受けた恩恵などに対して、感謝の念でいっぱいであるさま。身にすぎて、ありがたい。「ご好意のほどまことに—・く...
肩(かた)を竦(すく)・める
1 両肩を上げて身を縮こまらせる。恥ずかしい思いをしたときなどのようす。「いたずらを注意されて—・める」 2 どうしようもないという気持ちを表すために、両方の手のひらを上に向け、両肩をあげる。主...
かわゆ・い【可愛い】
[形][文]かはゆ・し[ク]《「かおは(顔映)ゆし」の音変化で、2が原義》 1 かわいい。「厭な犬だといわれるほど、尚—・い」〈二葉亭・平凡〉 2 恥ずかしい。おもはゆい。「いたく思ふままのこと...
がん‐しゅう【含羞】
恥ずかしいと思う気持ち。はにかみ。はじらい。「頰に—の色を浮かべる」
消(き)えてしまいたい
その場にいられないほど恥ずかしい。身の置き所がない。
聞(き)くは一時(いっとき)の恥(はじ)聞(き)かぬは末代(まつだい)の恥(はじ)
知らないことを聞くのは、その場では恥ずかしい思いをするが、聞かないで知らないまま過ごすと、一生恥ずかしい思いをしなければならないということ。問うは一旦の恥、問わぬは末代の恥。
き‐し【愧死】
[名](スル)恥ずかしさのあまり死ぬこと。また、死ぬほど恥ずかしい思いをすること。慚死(ざんし)。「卑劣の小人をして、—せしめんと欲するなり」〈竜渓・経国美談〉
き‐はずかし・い【気恥ずかしい】
[形][文]きはづか・し[シク]なんとなく恥ずかしい。きまりが悪い。「面と向かって言うのも—・い」