きな‐きな
[副]あれこれと思い悩むさま。くよくよ。「必ず—思はぬがよい」〈浄・盛衰記〉
気(き)に病(や)・む
心配する。悩む。「業績不振を—・む」
肝(きも)を砕(くだ)・く
1 あれこれと思い悩む。「これを聞き、かれを聞くにも、心を迷はし—・く」〈盛衰記・四一〉 2 苦心して考えをめぐらす。「君臣共に—・きて、呉王をうる事、二十ヶ年の春秋」〈曽我・五〉
く‐かん【苦艱】
つらい目にあって、苦しみ悩むこと。艱難。「地獄の—を訴える」〈芥川・芭蕉雑記〉
く‐じゅう【苦渋】
[名・形動] 1 にがくてしぶいこと。 2 苦しみ悩むこと。また、そのさま。「—を味わう」「—の色を浮かべる」「彼は—な表情のままじっと煙草を吸っていたが」〈横光・上海〉
くだ・く【砕く/摧く】
[動カ五(四)] 1 強い力を加えて、固い物やかたまりになっている物を細かくする。「岩を—・く」 2 勢いを弱らせる。計画などをつぶす。くじく。「野望を—・く」 3 ㋐(「心をくだく」の形で)...
くだ・ける【砕ける/摧ける】
[動カ下一][文]くだ・く[カ下二] 1 固い物やかたまりになっている物が、衝撃などで小さくばらばらになる。「コップが粉々に—・ける」「波が—・ける」 2 釣り合いがとれなくなって、くずれる。ま...
苦(く)に◦する
非常に気に掛けて思い悩む。苦に病(や)む。「借金を—◦する」
苦(く)に病(や)・む
たいそう気にして思い悩む。苦にする。「息子の素行を—・む」
く‐のう【苦悩】
[名](スル)あれこれ苦しみ悩むこと。「—の色が濃い」