あび‐きょうかん【阿鼻叫喚】
1 仏語。阿鼻地獄と叫喚地獄とを合わせた語。地獄のさまざまの責め苦にあって泣き叫ぶようすにいう。 2 悲惨な状況に陥り、混乱して泣き叫ぶこと。「一瞬の事故で車中は—の巷(ちまた)と化す」
アンクルトムのこや【アンクルトムの小屋】
《原題Uncle Tom's Cabin》ストー作の長編小説。1852年刊。黒人奴隷トムの悲惨な生涯を描き、米国の奴隷制度廃止の気運を高めた。
あんこく‐めん【暗黒面】
社会や人生の、醜悪悲惨な裏面。ダークサイド。
いたまし・い【痛ましい/傷ましい】
[形][文]いたま・し[シク]《動詞「いた(痛)む」の形容詞化》 1 目をそむけたくなるほど悲惨である。痛々しい。「—・い交通事故」「—・い姿」 2 迷惑である。「声をかしくて拍子とり、—・しう...
うんめい‐げき【運命劇】
1 個人の意志と運命の力との争い、あるいは運命に翻弄される人生の姿を主題とした演劇または劇文学。多くは主人公を破滅させ、悲惨な形で終わる。運命悲劇。 2 19世紀前半、ドイツ‐ロマン派作家によっ...
オム‐テモアン【(フランス)Homme Témoin】
《目撃者の意》フランスのロルジュやビュッフェなど第二次大戦後頭角を現した新進画家たちが、社会や人間の悲惨・困苦など、時代の目撃者たらんことを期して1948年に結成した団体。
カイザーウィルヘルム‐きねんきょうかい【カイザーウィルヘルム記念教会】
《Kaiser-Wilhelm-Gedächtniskirche》ドイツの首都、ベルリンにあるネオロマネスク様式の教会。1888年に死去したドイツ皇帝ウィルヘルム1世の追悼のために、1891年か...
けつ‐まつ【結末】
最後の締めくくり。最後に到達した結果。「連載小説に—をつける」「悲惨な—」
さん【惨〔慘〕】
[常用漢字] [音]サン(呉)(漢) ザン(慣) [訓]みじめ むごい 〈サン〉 1 いたましい。みじめ。「惨禍・惨苦・惨憺(さんたん)・惨落/悲惨」 2 むごい。むごたらしい。「惨劇・惨烈/...
さん‐げき【惨劇】
悲惨な内容の演劇。転じて、殺人などのむごたらしい出来事。「—の舞台となった町」