お・る【愚る】
[動ラ下二]愚かになる。心を奪われる。「花に—・れつつ聞こえあへり」〈源・胡蝶〉
おれおれ・し【愚れ愚れし】
[形シク]愚かしい。いかにもぼんやりしている。「もとより、—・しき人の心にて」〈源・手習〉
おろか‐し・い【愚かしい】
[形][文]おろか・し[シク]愚かである。ばかげている。「—・い行為」 [派生]おろかしげ[形動]おろかしさ[名]
か‐ぐ【下愚】
《「論語」陽貨から》はなはだ愚かであること。また、その人。至愚。⇔上知。「この人は—の性移るべからず」〈徒然・八五〉
かた‐くな【頑な】
[形動][文][ナリ] 1 意地を張って自分の主張や態度を変えないさま。頑固。「—に拒みつづける」「—な態度」 2 見苦しく劣っているさま。愚かで下品なさま。「翁(おきな)、門をえ開けやらねば、...
かな【哉】
[終助]《係助詞「か」の文末用法+終助詞「な」から》体言・活用語の連体形に付いて、感動・詠嘆を表す。…だなあ。「人の心は愚かなるもの—」〈徒然・八〉 「病雁の夜さむに落ちて旅寝—/芭蕉」〈猿蓑〉...
空(から)の樽(たる)ほど音(おと)が大(おお)きい
愚か者ほど大声でよくしゃべるということのたとえ。
がん‐もう【頑蒙】
[名・形動]かたくなで愚かなこと。また、そのさま。頑迷。「—な民衆」
がん‐ろう【頑陋】
[名・形動]頑固で道理をわきまえないこと。かたくなで愚かなこと。また、そのさま。頑迷固陋(がんめいころう)。「保守的で—な人」
き‐みいでら【紀三井寺】
和歌山市紀三井寺にある救世観音宗の寺。正式名称は紀三井山金剛宝寺護国院。宝亀元年(770)、唐僧為光の開創と伝える。もと真言宗。西国三十三所第2番札所。境内に三つの井戸があるところからの名とい...