た‐が【他我】
自我に対して、他人に存在すると考えられる我。
たく【宅】
1 住居。住まい。「先生のお—」 2 自分の住居。我が家。「明日—へおいでください」 3 妻が、他人に対して自分の夫をいう語。「—がそのように申しました」→御宅(おたく)
た・く【綰く】
[動カ四] 1 髪をかき上げて束ねる。「人皆は今は長しと—・けと言へど」〈万・一二四〉 2 舟をあやつる。「大舟を荒海(あるみ)に漕ぎ出で八(や)舟—・け我が見し児らがまみは著(しる)しも」〈万...
た‐くふら【手腓】
「たこむら」に同じ。「さ猪(ゐ)待つと我が立たせば—に虻(あむ)掻き着き」〈雄略紀・歌謡〉
たくみ【巧み/工/匠】
《動詞「巧む」の連用形から》 [名] 1 細工師・大工など、手先や道具を使って物を作る職人。工匠。「飛騨の—」 2 技巧や意匠。「—を凝らす」 3 美しいものを作りだすわざやはたらき。「霊妙不...
たし【立し】
動詞「た(立)つ」の連用形「たち」の上代東国方言。「荒し男(を)も—やはばかる不破の関越(く)えて我(わ)は行く」〈万・四三七二〉
たしなみ‐ごころ【嗜み心】
たしなむ心。つつしみの心。「大夫に気をのまれて、我と身に—のできて」〈浮・一代女・一〉
たじ‐な・し【他事無し】
[形ク] 1 一つのことに専念して他のことを顧みない。余念がない。「ただ囲碁(いご)を打つほかは、—・し」〈宇治拾遺・一二〉 2 気遣いがいらない。うちとけている。「この五人は我らが仲間—・う話...
た‐ずき【方便/活計】
《「手(た)付(つ)き」の意。「たつき」とも》 1 生活の手段。生計。「此地に善き世渡の—あらば」〈鴎外・舞姫〉 2 事をなすためのよりどころ。たより。よるべ。「言ふすべの—もなきは我が身なりけ...
たずさ・う【携ふ】
[動ハ四] 1 手を取り合う。連れ立つ。「我妹子(わぎもこ)と—・ひ行きてたぐひて居(を)らむ」〈万・七二八〉 2 ある物事に関係する。たずさわる。「東国武士は夫までも弓箭に—・ひて候へば」〈...