きにん‐ぐち【貴人口】
1 茶室で貴人用の出入り口。通常2枚の障子を立て、立ったまま出入りできる。→躙(にじ)り口 2 能舞台で、正面に向かって右側の地謡座の奥にある戸口。
キャノピー【canopy】
《天蓋(てんがい)の意》 1 建物の戸口・窓などに設けた天蓋形のひさし。 2 飛行機・競走用自動車などの操縦席を覆う透明な円蓋。 3 パラシュートの開いてふくらむ部分。傘体(さんたい)。
きょうしき‐こうぞう【拱式構造】
戸口・窓などの開口上部をアーチで支える建築構造。アーチ式構造。→楣(まぐさ)式構造
きり‐ど【切(り)戸】
1 「潜(くぐ)り戸1」に同じ。 2 「切り戸口」の略。
きわ【際】
《「ぎわ」の形で、他の語と複合しても用いる》 1 あと少しで別のものになろうとするぎりぎりのところ。境目。また、物の端。「がけの—から見下ろす」「生え—」「波打ち—」 2 ある物にきわめて接近し...
くぐり‐ど【潜り戸】
1 門の扉などに設けた、くぐって出入りする小さい戸口。切り戸。くぐり。 2 茶室の躙(にじ)り口の戸。
ぐんかんマーチ【軍艦マーチ】
行進曲名。鳥山啓(とりやまひらく)作詞、瀬戸口藤吉作曲の「軍艦」を、明治33年(1900)瀬戸口が自ら行進曲に編曲したもの。
けい‐ちょう【計帳】
律令制で、調・庸を賦課するため国ごとに毎年作成された帳簿。戸主に戸口の氏名・年齢・性別、課・不課の別などを申告させ、国司がまとめて国内の人口・調口数・調庸などを算出した。
け‐はなし【蹴放し】
1 門・戸口の扉の下にあって内外を仕切る、溝のない敷居。 2 衣類などの、歩行のとき足のつま先に当たる部分。
けむり‐がえし【煙返し】
1 土蔵の戸口の内側下部にある石。けむがえし。 2 煙がよどむような形に作った香炉。