ふみ‐びと【文人】
「文人(ぶんじん)」を訓読みにした語。「天暦三年三月つごもりの日—召して」〈高光集・詞書〉
ぶん‐じん【文人】
1 詩文・書画など、風雅の道に心をよせている人。「—趣味」 2 文事をもって仕える人。「—武士は国家の重んずる所」〈続紀・元正〉 3 律令制で、大学寮の文章生(もんじょうしょう)。
ぶんじん‐いけ【文人生け】
江戸後期、文人たちによって行われた、形式にとらわれない自由な生け方の生け花。瓶花(へいか)のほか盆花なども行われた。
ぶんじん‐が【文人画】
文人が余技的に描いた絵画。多く水墨または淡彩で自然な感興を描くことが重んじられ、中国で元代に一定の様式をもつようになった。明代末、董其昌(とうきしょう)らがこの系譜を南宗画と称してからは南宗画と...
ぶんじん‐ぼっかく【文人墨客】
文人と墨客。詩文・書画などの風雅の道にたずさわる人。
もん‐にん【文人】
作文(さくもん)の会で、詩文を作るために召された人。また、特に文章生(もんじょうしょう)をいう。「はかせ、—等召して文つくらせ」〈宇津保・菊の宴〉