コギト
文芸同人誌。昭和7年(1932)、保田与重郎、田中克己、肥下恒夫らが創刊。昭和19年(1944)終刊。同人はほかに、伊東静雄、伊藤佐喜雄ら。誌名はデカルトの言葉「コギトエルゴスム(我思う、故に我...
こくみんぶんがく【国民文学】
日本の短歌雑誌。大正3年(1914)、窪田空穂の責任編集で創刊。総合文芸誌としてスタートしたが、7号以降は窪田が主宰する十月会を中心とする会員誌になり、短歌雑誌となった。同人に、松村英一、半田良...
こせいふっこう【個性復興】
佐々木基一による文芸評論集。昭和23年(1948)刊。
こだましゅう【木霊集】
田久保英夫の短編小説集。「死者の魂」をテーマとする作品。平成9年(1997)刊行。同年、第50回野間文芸賞受賞。
こてんとげんだいぶんがく【古典と現代文学】
山本健吉による文芸評論。昭和30年(1955)刊行。第7回読売文学賞文芸評論賞受賞。
ことばからのしょくしゅ【言葉からの触手】
吉本隆明の著作。昭和60年(1985)から平成元年(1989)にかけて、「文芸」誌に連載された断片的な形式の散文。単行本は平成元年(1989)6月刊行。
こどものしき【子供の四季】
坪田譲治の小説。昭和13年(1938)、都新聞に連載。翌昭和14年(1939)、第2回新潮社文芸賞を受賞。「お化けの世界」に続くシリーズのひとつ。
このは‐がみ【木の葉髪】
晩秋から初冬のころ、頭髪が多く抜けることを木の葉が散るのにたとえた語。《季 冬》「—文芸ながく欺きぬ/草田男」
こよみ【暦】
壺井栄の中編小説。昭和15年(1940)、「新潮」誌に発表。翌昭和16年(1941)、第4回新潮社文芸賞受賞。
さい【犀】
文芸雑誌。昭和39年(1964)に立原正秋、高井有一、加賀乙彦らが創刊。後に後藤明生が参加。昭和42年(1967)終刊。 《原題、(フランス)Rhinocéros》イヨネスコの戯曲。著者が青...