と【斗】
1 尺貫法の容積の単位。1升の10倍、すなわち約18.039リットル。→升(しょう) 2 ます。特に、一斗枡(いっとます)。 3 建築で、斗形(ますがた)。 4 二十八宿の一。北方の第一宿。射手...
と【斗】
[常用漢字] [音]ト(慣) [訓]ます 1 ひしゃく。ます。「火斗・玉斗・漏斗(ろうと)」 2 容積の単位。一升の10倍。「斗酒/五斗米(ごとべい)」 3 ひしゃく形の星座の名。「斗牛/星斗・...
と‐かき【斗掻き/概】
枡(ます)で穀類などを量るとき、盛り上がった部分を平らにならすのに使う短い棒。ますかき。かいならし。
とかき‐ぼし【斗掻き星】
二十八宿の一、奎宿(けいしゅく)の和名。→奎(けい)
と‐がた【斗形/枓】
「枡形(ますがた)2」に同じ。
と‐きょう【斗栱/枓栱】
木造の寺院建築などで、主に柱上にあって、深い軒を支えるしくみ。斗(ます)と肘木(ひじき)とを組み合わせたもので、様式・年代によって特徴がある。升組(ますぐ)み。斗組(とぐ)み。組み物。
と‐ぎゅう【斗牛】
二十八宿の斗宿と牛宿。
と‐しゅ【斗酒】
1斗の酒。多量の酒のたとえ。
と‐しゅつ【斗出】
[名](スル)角だって突き出ること。突出。「歌者の席なる—せる棚(さじき)に遠からざりき」〈鴎外訳・即興詩人〉
斗酒(としゅ)猶(なお)辞(じ)せず
多量の酒も断らずに飲む。大酒飲みの人にいう。