そっ‐ぽ【外方】
《「そっぽう」の音変化》よその方向。別の方。
そっ‐ぽう【外方】
1 《「そはう(其方)」の音変化か》「そっぽ」に同じ。「厭(いや)な顔をして—を向いて了(しま)う」〈風葉・下士官〉 2 《「そっ頰(ぽほ)」からともいう》頰(ほお)を乱暴にいう語。横っつら。「...
そ‐な‐た【其方】
[代] 1 中称の指示代名詞。話し手から遠い場所・方向などを示す。そちら。そっち。「少女は—を注視して」〈二葉亭訳・あひゞき〉 2 二人称の人代名詞。おまえ。「—は夏中何をして暮されしや」〈渡部...
その‐かた【其の方】
[代]三人称の人代名詞。「そのひと」を敬意を込めていうときに用いる。「—をお招きしましょう」
[名]その方面。「—ならでおぼし放つまじき綱も侍るをなむ」〈源・東屋〉
その‐ほう【其の方】
[代] 1 中称の指示代名詞。その方向。また、その方面のこと。「商店街は—にはない」「—がおもしろい」 2 二人称の人代名詞。同等または目下の者に対して用いる。おまえ。そち。「マヅ—ワ何事ヲ知ッ...
そば‐ざま【側方/側様】
[名・形動ナリ] 1 かたわらの方。側面。「この童、鼻をひんとて、—に向きて鼻をひるほどに」〈宇治拾遺・二〉 2 正義や道理に背きはずれること。また、そのさま。「されば—なるわろき心得なり」〈蓮...
そま‐かた【杣方/杣形】
草や木の茂った所。「—に道やまどへるさを鹿の妻どふ声の繁くもあるかな」〈千載・秋下〉
そら‐ざま【空様/空方】
1 空の方向。上の方。上向き。「馬は、…首を—につとあげると」〈芥川・偸盗〉 2 あおむけ。「女は身を—に、両手に握った手綱をうんと控えた」〈漱石・夢十夜〉
たいこ‐かた【太鼓方】
能楽の囃子方(はやしかた)のうち、太鼓を専門に受け持つ者。現在、観世・金春(こんぱる)の二流派がある。
たい‐ほう【大方】
1 度量の大きいこと。また、その人。 2 学問や見識の広いこと。また、その人。 3 ほとんど。大部分。おおかた。副詞的にも用いる。「—の花主(おとくい)」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉 4 立派な道。...