あい‐かた【合方】
1 能楽で、謡(うたい)の伴奏をする大鼓(おおつづみ)・小鼓(こつづみ)・太鼓・笛による演奏。 2 邦楽で、唄と唄との間をつなぐ、三味線の合いの手の特に長いもの。長唄に多い。 3 歌舞伎の下座音...
あい‐かた【相方】
1 一緒に物事をする人。特に、コンビ漫才などでのパートナー。相手。相棒。 2 (「敵娼」とも書く)遊里で、客から見て相手の遊女。 [補説]近年は若者を中心に、恋人や配偶者をこう呼ぶこともある。
あいて‐かた【相手方】
《「あいてがた」とも》 1 相手の側。また、その人。 2 法律で、契約・事件などの一方の当事者。売り主に対する買い主、原告に対する被告など。
あかつき‐がた【暁方】
夜明けに近いころ。「—の風のけはひさへぞ心ことなる」〈紫式部日記〉
あき‐がた【飽き方】
嫌気が差してくること。飽きがきはじめた状態。「色好みける女、—になる男のもとに」〈伊勢・一三一〉
あき‐の‐かた【明きの方】
「恵方(えほう)」に同じ。《季 新年》「大雪や出入りの穴も—/一茶」
あきのくる‐かた【秋の来る方】
《秋は方角で西にあたり、建物が近衛府の西方にあったところから》右衛門府のこと。
あく‐がた【悪形/悪方】
歌舞伎で、悪人の役。また、それを専門に演じる俳優。敵役(かたきやく)。悪人形(あくにんがた)。
あけ‐がた【明け方】
夜の明けようとするころ。夜明け方。黎明(れいめい)。払暁(ふつぎょう)。⇔暮れ方。 [補説]気象庁の天気予報等では、午前3時頃から午前6時頃までをさす。→未明 →朝
あさ‐がた【朝方】
朝のうち。朝のあいだ。早朝のころ。「—の雨」「—地震があった」