かん【羹】
《唐音》 1 肉や野菜を汁を多くして煮たもの。あつもの。〈文明本節用集〉 2 雑煮。「正月の祝に、晴れなる座敷へ—を据ゆるに」〈咄・醒睡笑・六〉 3 餅菓子(もちがし)。「『常に食べぬ物でござあ...
かん‐しろう【寒四郎】
寒の入りから4日目。麦の厄日とされており、晴れればその年は豊作といわれた。《季 冬》→彼岸太郎(ひがんたろう)八専次郎(はっせんじろう)土用三郎(どようさぶろう)寒四郎
かん・ずる【寒ずる】
[動サ変][文]かん・ず[サ変]寒さが身に染みる。「もやがすっかり晴れましたから、恐ろしく—・じて来ました」〈鏡花・玄武朱雀〉
かんだ‐まつり【神田祭】
神田神社の祭礼。もと9月15日に行われたが、現在は5月15日。江戸二大祭りの一つで、日枝(ひえ)神社の山王祭とともに天下祭りといわれる。本祭りと陰(かげ)祭りが隔年に行われる。《季 夏》「打ち...
かん‐ぱつ【感発】
[名](スル)刺激をうけて、心が奮い立つこと。「頻りに心に—せしは…天晴れ前途に頼みある少年なり」〈鉄腸・雪中梅〉
が‐な
[連語]《接続助詞「が」+終助詞「な」》(文末に付き、終助詞的に用いて)実現性の薄い事柄をなんとか実現してほしいと願望する意を表す。「早く来てくれるといいんだ—」 [補説]多く「明日は晴れてほし...
がまし・い
[接尾]《形容詞型活用[文]がま・し(シク活)》動詞の連用形や名詞などに付いて形容詞をつくり、その物事や状態に似ている意を表す。…のようすである。…のきらいがある。…の傾向がある。「押しつけ—・...
き‐こ・む【着込む/着籠む】
[動マ五(四)] 1 衣服をたくさん重ねて着る。「下着を—・む」 2 衣服をきちんと着る。あらたまった衣服を着る。「晴れ着を—・む」
[動マ下二]髪を着物の内側に入れて着る。「髪—・めたるあ...
きちがい‐あめ【気違い雨】
晴れたかと思うと、また急に降ってくる雨。
きぬ‐くばり【衣配り】
年末に、正月の晴れ着用として、一門の人々や使用人などに衣服を与えた行事。《季 冬》「この二十一日に例年の—とて、一門中、下人ども、かれこれ集めて」〈浮・胸算用・四〉