さんとう‐れき【三統暦】
中国、前漢の劉歆(りゅうきん)が作った太陰暦。前7年成立。夏・殷・周3代に行われた太初暦を増修したもの。
しぜん‐れき【自然暦】
太陽や月の運行、1年を通しての動植物の移り変わりなどを目安としてつくる一種の暦。「カッコウが鳴くから豆をまけ」の類。
しちよう‐れき【七曜暦】
七曜の位置を記した暦。平安時代以降、元日の節会(せちえ)に中務(なかつかさ)省が陰陽寮に命じて奉った。七曜の御暦(ごりゃく)。
しょうりゃく【承暦】
《「じょうりゃく」とも》平安後期、白河天皇の時の年号。1077年11月17日〜1081年2月10日。
しょうりゃく【正暦】
平安中期、一条天皇の時の年号。990年11月7日〜995年2月22日。
しん‐れき【新暦】
日本で明治6年(1873)以降採用されている、現行のグレゴリオ暦のこと。⇔旧暦。
じゅじ‐れき【授時暦】
1280年、中国元代の郭守敬が作製した太陰太陽暦。天文観測を基礎に1年を365.2425日とした。中国の暦法中最もすぐれたもので、日本の貞享暦のもとにもなった。
じょうきょう‐れき【貞享暦】
貞享元年(1684)に宣明暦(せんみょうれき)に代わって採用され、翌年から宝暦4年(1754)まで用いられた太陰太陽暦。渋川春海が中国の授時暦を参考として作った、日本人の手になる最初の暦。
じりゃく【治暦】
平安中期、後冷泉(ごれいぜい)天皇・後三条天皇の時の年号。1065年8月2日〜1069年4月13日。ちりゃく。
せい‐れき【西暦】
キリストが誕生したとされる年を元年とする年代の数え方。西紀。「—2000年」