くっ‐きょく【屈曲】
[名](スル) 1 折れ曲がること。「鉤(かぎ)の手に—して」〈漱石・吾輩は猫である〉 2 関節の運動で、関節の両側の骨が作る角度が小さくなるような動きをいう。たとえば、肘(ひじ)を曲げる動きが...
くっこう‐せい【屈光性】
植物が光の刺激に対し、一定の方向に屈曲して生長する性質。屈性の一つ。光の方向に曲がる正の屈光性は茎・葉で、その逆の負の屈光性は根でみられる。光屈性。
くっ・する【屈する】
[動サ変][文]くっ・す[サ変] 1 ㋐折れ曲がる。かがむ。かがまる。「腰が—・する」 ㋑何かをしようとする意欲・気力がなくなる。くじける。「失敗に—・せずやりとおす」 ㋒負けて服従する。屈服す...
くっ‐せつ【屈折】
[名](スル) 1 折れ曲がること。「畑から畑を継いでは幾十度の—をなしつつ」〈長塚・土〉 2 物の考え方やその表現などが素直でなく、わかりにくいところがあること。「—した心理」「—した表現」 ...
くつ【屈】
[常用漢字] [音]クツ(漢) [訓]かがむ かがまる かがめる 1 折り曲げる。折り曲がる。「屈曲・屈指・屈伸・屈折/後屈」 2 くじける。くじく。「屈従・屈辱・屈服/不屈」 3 かがまって伸...
くね・る
[動ラ五(四)] 1 幾度もくりかえして折れ曲がる。くねくねする。「—・った山道」 2 すねるように愚痴をこぼす。ひがんだような態度をとる。「世をうらみ—・らせ給ふ」〈夜の寝覚・五〉
くる‐びょう【佝僂病】
ビタミンDの欠乏や日光に当たることの少ないのが主な原因で、骨の形成が不良となり、脊椎・四肢骨などの曲がる小児の病気。グリソン病。成人の場合は骨軟化症という。
ぐにゃっ‐と
[副](スル) 1 力なく折れ曲がるさま。「熱せられたガラス棒が—曲がる」 2 柔らかくて手ごたえのないさま。「—した物に手が触れた」
ぐにゃり
[副]柔らかくて手ごたえのないさま。また、たわいなく曲がるさま。ぐんにゃり。「何か—としたものを踏みつけた」
ぐんにゃり
[副]たわいなく曲がってしまうさま。また、力や気力のなくなったさま。ぐにゃり。「猛暑でレールが—(と)曲がる」「高熱で—(と)なる」