いさ‐や
《「や」は間投助詞》 [副] 1 さあどうだか。→いさ
1「—また変はるも知らず今こそは人の心をみてもならはめ」〈和泉式部集・下〉 2 さあどうだかわからない。→いさ
2「歌の道のみ、古(いに...
いざ鎌倉(かまくら)
《謡曲「鉢木(はちのき)」の「鎌倉に御大事あらば…一番に馳(は)せ参じ」から》一大事が起こった場合。万一の時。いよいよ行動を起こす時。
いざよい‐ばら【十六夜薔薇】
サンショウバラの園芸品種。落葉低木。葉の付け根にとげを二つもつ。初夏、淡紅紫色の八重咲きの花を開く。花びらの一方が欠けているので、十六夜の月にたとえてこの名がある。挿し木により栽培。
いざよ・う【猶予う】
[動ワ五(ハ四)]《上代は「いさよう」》 1 進もうとしてもなかなか進めない。躊躇(ちゅうちょ)する。ためらう。「傾きかかった月の光が、—・いながら、残っている」〈芥川・偸盗〉 2 進まないでと...
い‐ざ・る【躄る/膝行る】
[動ラ五(四)]《「い」は座る、「さる」は移動する意》 1 座ったままで進む。立たないで、ひざがしらや尻をつけたままで進む。膝行(しっこう)する。「—・って仏前に進む」 2 物が置かれた場所から...
いし【石】
1 岩石の小片。岩よりも小さく、砂よりも大きなもの。 2 広く、岩石・鉱石のこと。「—の置物」「—の橋」 3 土木工事や建築などに使う石材。「山から—を切り出す」 4 宝石や、時計の部品に用いる...
いし‐うら【石占】
石を用いた古代の占い。特定の石を持ち上げたときの軽重感で、また、樹木や鳥居の上に石を投げて乗るか落ちるかで占うなど、種々あったという。「夕占(ゆふけ)問ひ—もちて」〈万・四二〇〉
いし‐うるし【石漆】
漆の木から取ったままの漆液。粘りが強く、器具などの破損の修理に用いる。せしめうるし。
いしかわ【石川】
姓氏の一。 [補説]「石川」姓の人物石川倉次(いしかわくらじ)石川光明(いしかわこうめい)石川五右衛門(いしかわごえもん)石川三四郎(いしかわさんしろう)石川淳(いしかわじゅん)石川丈山(いしか...
いし‐がま【石鎌】
鎌の形をした弥生時代の磨製石器。木の柄をつけ、収穫・草刈りに用いたらしい。