なた‐まめ【鉈豆/刀豆】
1 マメ科の蔓性(つるせい)の一年草。葉は長楕円形の3枚の小葉からなる複葉。夏、淡紅紫色か白色の花を穂状につけ、やや垂れる。豆果は長さ約30センチに達し、弓形に曲がる。熱帯アジアの原産で、江戸時...
ナタロ【Nathalo】
ニューカレドニア島北東沖にあるリフー島北部の村。ニューカレドニア最大とされるメラネシア式の伝統家屋が残る。釘を一本も使わない円錐形の木造建造物で、現在も集会などに利用される。ナサロ。
なつ【夏】
中村真一郎の連作長編小説「四季」の第2作。昭和53年(1978)刊。同年、第14回谷崎潤一郎賞受賞。
《原題、(イタリア)L'Estate》アルチンボルドの絵画。板に油彩。縦67センチ、横5...
なつ‐かぐら【夏神楽】
夏祭りまたは夏越(なご)しの祓(はらえ)のときに行う神楽。《季 夏》「若禰宜(ねぎ)のすがすがしさよ—/蕪村」
なつのにわで【夏の庭で】
《原題、In a Summer Garden》ディーリアスの管弦楽のための幻想曲。1908年作曲。フランスのパリ郊外の村グレシュルロアンの自邸に庭に着想を得た作品。画家である妻ジェルカに献呈。夏...
なつはな【夏花】
伊東静雄の詩集。昭和15年(1940)刊行。翌年、北村透谷賞受賞。
なつ‐やま【夏山】
1 夏の、草木が青々と茂った山。《季 夏》「—や京尽し飛ぶ鷺一つ/蕪村」 2 夏の登山、また、その対象となる山。⇔冬山。
なとり‐ようのすけ【名取洋之助】
[1910〜1962]写真家。東京の生まれ。昭和8年(1933)木村伊兵衛らとともに日本工房を設立。報道写真の分野で活躍する一方、土門拳らの門弟を育成した。
ななつめん【七つ面】
歌舞伎十八番の一。時代物。一幕。津打治兵衛・藤本斗文作。元文5年(1740)江戸市村座で「姿観隅田川(すがたみすみだがわ)」の二番目として2世市川団十郎が初演。
ななつ‐や【七つ屋】
《「七(しち)」が「質(しち)」と同音であるところから》質屋のこと。「年の暮れに—の蔵へ行くことなどを」〈藤村・家〉