され‐ば【然れば】
《動詞「さ(然)り」の已然形+接続助詞「ば」から》 [接] 1 前述の事柄の当然の結果として起こることを表す。そんなわけで。そうであるから。だから。「—賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由て...
山雨(さんう)来(きた)らんと欲(ほっ)して風(かぜ)楼(ろう)に満(み)つ
《許渾「咸陽城東楼詩」から》山雨がやって来る前には、高殿へ風が吹きつける。変事が起きる前には、なんとなく形勢が穏やかでなくなることのたとえ。
さん・ずる【参ずる】
[動サ変][文]さん・ず[サ変] 1 上位者の所に「行く」また「来る」の意の謙譲語。参上する。まいる。うかがう。「門下生が急ぎ—・ずる」 2 一員として加わる。参加する。「商工組合に—・ずる」 ...
さんぞん‐らいごう【三尊来迎】
念仏者の臨終に、阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩の三尊が浄土から紫雲に乗って迎えに来ること。また、その信仰。
しお‐せ【潮瀬】
海面に見える潮の流れ。潮流。「—の波折(なをり)を見れば遊び来る鮪(しび)が鰭手(はたで)に妻立てり見ゆ」〈武烈紀・歌謡〉
しお‐た・れる【潮垂れる/塩垂れる】
[動ラ下一][文]しほた・る[ラ下二] 1 みすぼらしいようすになる。元気がないように見える。「しょぼしょぼと—・れた姿で帰って来る」〈花袋・田舎教師〉 2 衣服などが潮水にぬれて、しずくが垂れ...
し‐さん【四三】
1 双六(すごろく)やばくちで、2個のさいころを振って、四と三の目が出ること。しそう。 2 花札の手役の一。同種の札4枚と、他の同種の札3枚とが手に来ること。 3 連珠で、四目と三目とが同時にで...
し‐せい【至精】
1 非常に精妙・精巧であること。「之を—の顕微鏡に施すも」〈西周・明六雑誌二二〉 2 まったく混じりけがないこと。「至純—の感情が、泉のように流れ出して来る」〈漱石・明暗〉
した・う【慕う】
[動ワ五(ハ四)] 1 恋しく思う。懐かしく思う。「兄のように—・う」「遠い祖国を—・う」「灯火を—・って虫が飛んでくる」 2 離れがたく思ってあとを追う。「飼い主を—・って、どこへでもついて来...
しちじゅうに‐こう【七十二候】
1 二十四節気の各節気をそれぞれ三つに分けたもの。 2 72句からなる連歌・連句の一形式。懐紙の初表(しょおもて)8句、初裏14句、二の表・裏と名残の表に各14句、名残の裏8句を書き連ねたもの。...