宝(たから)の山(やま)に入(い)りながら手(て)を空(むな)しくして帰(かえ)る
《「正法念経」から》よい機会にあいながら、その好機を逃がし、なんの利益も得られないで終わる。
たく‐ろう【宅浪】
《「自宅浪人」の略》予備校に通わず自宅で受験勉強をするなどして、次の機会の準備をすること。また、その人。
他日(たじつ)を期(き)・する
いつか別の日に行おうと決意する。次の機会を待つ。
たち‐ずみ【立(ち)炭】
三炭(さんたん)の一。夜咄(よばなし)の茶事で、ひと通りの茶事が終わったあと、客をもう少しひきとめる意味で、亭主が炉に二つ三つの炭をつぎたすこと。これを機会に客は席を立つ。止め炭。
たち‐は【立ち端/起ち端】
1 立つべき機会。また、立ち去るしおどき。「殊のほかの大酒にて、—を忘れて候」〈伽・猿源氏〉 2 立つべき場所。「下駄が重なり合って足の—がねえだ」〈滑・浮世風呂・三〉
タッチ‐ミュージアム
《(和)touch+museum》展示品を手で触れることのできる美術館。目の不自由な人々にも美術鑑賞の機会を提供するもの。
たでくうむし【蓼喰ふ虫】
谷崎潤一郎の小説。昭和3〜4年(1928〜1929)発表。離婚の機会を待っている名目だけの夫婦、要と美佐子の心理的経緯を描く。古典的、純日本的なものへ回帰する作者の転機を示した作品。
たま‐さか【偶さか/適さか】
[副](「に」を伴っても用いる) 1 思いがけないさま。偶然であるさま。たまたま。「—めぐりあった好機」「—に旧友と出会う」「—の来客」 2 機会が数少ないさま。まれに。たまに。「—郷里に帰る...
たん‐たん【眈眈】
[ト・タル][文][形動タリ]鋭い目つきで獲物をねらうさま。また、野心をもって機会をねらうさま。「—とチャンスを待つ」「虎視—」
だいがく‐かいほう【大学開放】
公開講座などにより、大学教育の機会を広く一般社会に開放すること。大学拡張。