はる‐の‐ななくさ【春の七草】
正月7日の七草粥(ななくさがゆ)に入れる7種の若菜。芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)(ハハコグサ)・繁縷(はこべら)・仏(ほとけ)の座(タビラコ)・菘(すずな)(カブ)・蘿蔔(すずしろ...
はる‐ばしょ【春場所】
春に行われる大相撲の本場所。もと、正月に興行されるものをさしたが、現在では3月に行われる大阪場所をいう。《季 春》
はれ‐の‐ごぜん【晴れの御膳】
正月三が日、天皇に奉る食事。威儀の御膳(おもの)。
はん‐はじめ【判始め】
1 室町時代、将軍が就任して初めて御教書(みぎょうしょ)に花押(かおう)を署した儀式。御判始め。 2 江戸幕府年中行事の一。正月3日、営中で老中の首席から順次に花押を自署した政務始めの儀式。御判始め。
ばい‐れき【梅暦】
梅の花の咲くのを見て春を知ること。また、その梅の花。うめごよみ。「山中の—、うかうかと精進の正月をやめて」〈浮・五人女・五〉
ばん‐づけ【番付】
1 相撲の本場所で、力士の序列を表にしたもの。また、その体裁にならって、ある事柄について人名などを順序づけて並べた一覧表。「春場所の—」「長者—」 2 芝居などで、興行の宣伝や案内のために出され...
ひき‐ぞめ【弾(き)初め】
1 新年、多くは正月2日に、その年はじめて楽器を弾くこと。《季 新年》「—にことし欠けたる一人かな/万太郎」 2 新しい楽器をはじめて弾くこと。
ひきめ‐の‐しんじ【蟇目の神事】
各所の神社で行われる、鏑矢(かぶらや)を射放つ行事。代表的なのは日光の二荒山(ふたらさん)神社のもので、2月4日(古くは正月4日)に行われる。
ひたち‐おび【常陸帯】
1 昔、正月14日、常陸国鹿島神宮の祭礼で行われた結婚を占う神事。意中の人の名を帯に書いて神前に供え、神主がそれを結び合わせて占った。神功皇后による腹帯の献納が起源とされる。帯占。鹿島の帯。《季...
ひっしょ‐な・し
[形ク] 1 無遠慮である。はばからない。「身のとりなりも—・く」〈浄・忠信廿日正月〉 2 無愛想である。つっけんどんである。「唐臼様と抱きつけば、—・く振り放し」〈浄・日本武尊〉