ぜんせい‐き【全盛期】
人気・勢力・実力などが、もっとも盛んな状態にある時期。「武士の—」「—を過ぎた選手」
そう‐りょう【総領/惣領】
1 家名を継ぐべき人。家の相続人。跡取り。 2 いちばん初めに生まれた子。長男または長女。 3 律令制以前、重要な国に置かれ、近隣数か国の政務を監督した職。すべおさ。 4 中世、武士の族的結合の...
そうりょう‐しき【惣領職】
室町時代、幕府・守護に安堵(あんど)された惣領が一族を統率する権限とそれに伴う得分。武士団に対する公権力の介入が強まった結果成立した。
そうりょう‐せい【惣領制】
主として鎌倉時代、武士における一族の結合形態。所領は分割相続されるが、惣領は庶子を統制し、一族の長として所領の支配、戦闘の指揮などに責任をもった。鎌倉中期以降は、しだいに長子の単独相続に移行。
そこ‐もと【其処許】
[代] 1 中称の指示代名詞。そこ。そこの所。そこらへん。「—は落ちたる所侍り」〈枕・一二〇〉 2 二人称の人代名詞。同輩またはそれ以下の者をさす。そなた。そのもと。主に武士が用いた。「—へ推参...
そつ‐ぞく【卒族】
明治初期、軽輩武士に対する身分的呼称。明治5年(1872)世襲であった者を士族、1代限りの者を平民に編入して廃止。卒。
そんのう‐じょうい【尊王攘夷】
1 中国で、周の王室を尊敬し、異民族の中国侵犯を打ち払ったこと。 2 (「尊皇攘夷」とも書く)日本で江戸末期、尊王論と攘夷論とが結びついた政治思想。朱子学の系統を引く水戸学などに現れ、下級武士を...
たい‐し【隊士】
その隊に属する武士・兵士。
たいとう‐ごめん【帯刀御免】
江戸時代、特別の家柄や功労により、武士でない者に帯刀を許したこと。
たか‐ようじ【高楊枝】
1 ゆうゆうと食後の楊枝を使うこと。満腹のさまにいう。「武士は食わねど—」 2 何もしないでいること。ぶらぶら遊んでいること。「那麼(そんな)思想は全く自分には無いからと—である」〈紅葉・多情多恨〉