し‐で【死出】
死んであの世へ行くこと。「—の門出」
しで‐さんず【死出三途】
《死出の山と三途の川の意》冥途への旅に出ること。死ぬこと。「—の御供こそ、何かは逃れ申さん」〈仮・恨の介・下〉
しで‐の‐たおさ【死出の田長】
《「しず(賤)のたおさ(田長)」の音変化とも、死出の山から飛び来るところからともいう》ホトトギスの別名。しでたおさ。「名のみ立つ—は今朝ぞなく庵あまたとうとまれぬれば」〈伊勢・四三〉
しで‐の‐たび【死出の旅】
死出の山へ行くこと。冥途(めいど)へ行くこと。死ぬこと。
しで‐の‐やま【死出の山】
人が死後に行く冥途(めいど)にあるという険しい山。
しで‐の‐やまじ【死出の山路】
死出の山の険しい山道。「見し世にぞかくも言はましなげきなく—をいかで越ゆらむ」〈宇津保・国譲上〉
しでん‐くかん【死電区間】
⇒デッドセクション
し‐と【死都】
住民が全滅してしまった都市。
し‐とう【死闘】
[名](スル)死にものぐるいでたたかうこと。命がけのたたかい。「—を繰り広げる」
しとおとめ【死と乙女】
《原題、(スペイン)La muerte y la doncella》ドルフマンの戯曲。1991年初演。独裁政権下で過酷な拷問を受けた女性が、十数年後の民主政権下で自分を拷問した相手を偶然見つけ...